プラットフォーム名は、Vitis でアクセラレーション アプリケーションを作成する際、または Vitis コンパイラ (v++) を使用する際にターゲット プラットフォームで使用されます。ビルド済みプラットフォーム イメージでも、同じファイル名およびディレクトリ名が使用されます。
ビルド済み Vitis エンベデッド プラットフォームでは、次の命名規則が使用されます。
<Vendor>_<Board>_<Feature>_<Supported Vitis Tool Version>_<Release
Version>
説明:
- <Vendor>
- ボードベンダー。ザイリンクスのビルド済みプラットフォームには、
xilinx
を使用します。 - <Feature>
- このプラットフォームの特別な機能。次に例を示します。
-
base
: アクセラレーション アプリケーションで使用できるよう、すべての可能なリソースが接続されていることを示します。 -
DFX
: ザイリンクス Dynamic Function eXchange をサポートすることを示します。
-
- <Supported Vitis Tool Version>
- プラットフォームが設計される Vitis 開発プラットフォームのバージョン。ビルド済みプラットフォームが作成される Vivado® Design Suite ツールのバージョンも示します。
- <Release Version>
- プラットフォームのリリース バージョン。最初のバージョンは
1
です。
たとえば、次のプラットフォーム名は命名規則に従っています。
-
xilinx_zcu102_base_202020_1
-
xilinx_zcu104_base_202020_1
-
xilinx_zc706_base_202020_1
-
xilinx_zcu102_base_dfx_202020_1
注記: プラットフォーム ソース コードでは、Git ブランチのバージョン方式が使用されます。ディレクトリ名は
<Board>_<Feature>
となります (例: zcu102_base)。https://github.com/Xilinx/Vitis_Embedded_Platform_Source のソースから生成されたプラットフォームの名前は、xilinx_zcu102_base_202020_1 となります。