プロファイル サマリ - 2022.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2022-05-25
Version
2022.1 日本語

xrt.run_summary ファイルは Vitis アナライザーに読み込むことができ、その例は次の図のようになります。アプリケーションの実行サマリは、[Profile Summary] タブの [System Compilation] セクションに表示されます。ここには、次の 3 つの表が含まれます。

  1. [Host Iterations]: 送信スレッドと受信スレッドのイテレーションの概要、およびアプリケーション層による compute() 呼び出しの数、および便利なランタイム統計が表示されます。この例の場合、13 個の計算ジョブが合計 3.552 ミリ秒のランタイムで実行されています。
  2. [Host Transfer Details]: アプリケーション コード (ホスト上で実行) とデバイス間のデータ転送の数が記録されます。この例の場合、HBM バンク 0 および 2 を使用してデータが転送されます。データ転送の平均ランタイム統計がいくつか表示されます。
  3. [CU-pipeline usage]: 計算ユニット パイプラインの動作を記録します。各行は、ハードウェア内の CU を表し、平均実行時間統計が表示されます。この例の場合、13 個の計算ジョブが CU0 に 8 個、CU1 に 5 個に分割されています。
注記: これらの列には、Vitis アナライザーのツール ヒントが含まれます。表の列ヘッダーの上にカーソルを置くと、ポップアップにその列の説明が表示されます。たとえば、[Average Time (ms)] にカーソルを置くと、「= Total time (in milliseconds) / Number of calls」と表示されます。
図 1. プロファイル サマリ