Profile Summary に必要なデータをキャプチャするには、アプリケーションを実行する前に次の手順を実行する必要があります。
- FPGA バイナリ (xclbin) ファイルは、デフォルトでプロファイリング データをキャプチャするよう設定されます。ただし、リンク プロセス中に
v++ --profile
オプションを使用すると、キャプチャしたプロファイリング データが詳細に表示できるようになります。詳細は、--profile オプション を参照してください。 - ランタイムには、xrt.ini ファイル で説明されるように、トレース データを取り込むためのオプションを含む、xrt.ini ファイルが必要です。
[Debug] opencl_trace = true xrt_native_api = true device_trace = fine
- [Kernel Internals] データのプロファイリングをイネーブルにするには、xrt.ini の
[Emulation]
セクションにdebug_mode
タグも追加する必要があります。[Emulation] debug_mode = batch
デバイス バイナリおよび xrt.ini ファイルでプロファイリングをイネーブルにすると、アプリケーションを実行したときにイネーブルになっているオプションによって、ランタイムでさまざまなレポート ファイルが生成されます。Profile Summary ファイルは、次のコマンド使用して Run Summary を開くと、Vitis アナライザーの使用 で表示できます。
vitis_analyzer xrt.run_summary
前述のように、Profile Summary レポートに含まれるデータは、xrt.ini ファイルでイネーブルになっているさまざまなオプションによって異なります。次の図は、さまざまなデータ表と、それらをイネーブルにするためのオプションを示しています。
図 1. プロファイル サマリの表