XILINX_XRT
環境変数は、XRT ライブラリ環境のディレクトリを指定するのに使用され、ホスト コードをコンパイルする前に設定する必要があります。XRT ライブラリ環境をインストールしたら、/opt/xilinx/xrt/setup.csh または /opt/xilinx/xrt/setup.sh ファイルを適宜読み込んで XILINX_XRT
環境変数を設定できます。次に、LD_LIBRARY_PATH
変数も XRT ライブラリインストール ディレクトリを指定するようにします。
コンパイルして、ホスト コードを実行するには、Vitis インストールから<INSTALL_DIR>/settings64.csh または <INSTALL_DIR>/settings64.sh ファイルを読み込むようにしてください。
GUI を使用する場合は、新しい XRT ライブラリのディレクトリが自動的に読み込まれ、プロジェクトを構築すると makefile
が生成されます。
ただし、カスタマイズした makefile
を使用する場合は、XILINX_XRT
環境変数を使用して XRT ライブラリを設定する必要があります。
- インクルード ディレクトリは、
-I${XILINX_XRT}/include
および-I${XILINX_XRT}/include/CL
のように指定します。 - ライブラリ パスは
-L${XILINX_XRT}/lib
のように指定します。 -
OpenCL ライブラリは
libxilinxopencl.so
で、makefile
の-lxilinxopencl
が使用されます。