ホスト コードの移行 - 2022.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2022-05-25
Version
2022.1 日本語

XILINX_XRT 環境変数は、XRT ライブラリ環境のディレクトリを指定するのに使用され、ホスト コードをコンパイルする前に設定する必要があります。XRT ライブラリ環境をインストールしたら、/opt/xilinx/xrt/setup.csh または /opt/xilinx/xrt/setup.sh ファイルを適宜読み込んで XILINX_XRT 環境変数を設定できます。次に、LD_LIBRARY_PATH 変数も XRT ライブラリインストール ディレクトリを指定するようにします。

コンパイルして、ホスト コードを実行するには、Vitis インストールから<INSTALL_DIR>/settings64.csh または <INSTALL_DIR>/settings64.sh ファイルを読み込むようにしてください。

GUI を使用する場合は、新しい XRT ライブラリのディレクトリが自動的に読み込まれ、プロジェクトを構築すると makefile が生成されます。

ただし、カスタマイズした makefile を使用する場合は、XILINX_XRT 環境変数を使用して XRT ライブラリを設定する必要があります。

  • インクルード ディレクトリは、-I${XILINX_XRT}/include および -I${XILINX_XRT}/include/CL のように指定します。
  • ライブラリ パスは -L${XILINX_XRT}/lib のように指定します。
  • OpenCL ライブラリは libxilinxopencl.so で、makefile-lxilinxopencl が使用されます。