MAD フォーマットの仕様には、MAD ファイル フォーマット仕様と Tcl ファイル フォーマット仕様が含まれます。
MAD ファイル フォーマット仕様
MAD ファイル フォーマット仕様は、サンプル MAD ファイルおよび対応する Tcl ファイルを使用してパラメーターを記述します。
次に、my_application というサンプル ファイルの MAD ファイルの例を示します。
option psf_version = 2.1;
option はツールで識別されるキーワードです。option キーワードの後に指定するオプション名は、ツールで特定のアクションを実行するための指示子となります。
この例では、MAD ファイルの psf_version は 2.1 に定義されています。これが、BEGIN APPLICATION コンストラクトの前の唯一のオプションです。
BEGIN APPLICATION my_application
BEGIN APPLICATION コンストラクトは、my_application というアプリケーションの開始を定義します。
option NAME = myapplication
option DESCRIPTION = "My custom application"
END APPLICATION
注記: 前述のとおり、アプリケーションの NAME はアプリケーション Tcl ファイルの Tcl プロセス swapp_get_name の戻り値と一致している必要があります。
Tcl ファイル フォーマット仕様
各アプリケーションには、MAD ファイルに関連付けられた Tcl ファイルがあります。この Tcl ファイルには、次のセクションがあります。
- DRC セクション: アプリケーションに必要なハードウェアおよびソフトウェア インスタンスとその設定を検証する Tcl ルーチンが含まれます。
- 生成セクション: ハードウェアおよびソフトウェアの設定に基づいてアプリケーション ヘッダーおよび C ファイルを生成する Tcl ルーチンが含まれます。