MicroBlaze プロセッサの非侵入型プロファイリング - 2022.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発 (UG1400)

Document ID
UG1400
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

ハードウェア デザインで拡張デバッグがイネーブルになっている場合、MicroBlaze でそのプログラム命令の非侵入型プロファイリングがサポートされます。命令カウントかサイクル カウントのどちらをプロファイルするかは設定できます。プロファイリング結果は、デバッグ メモリのプロファイリング バッファーに格納され、MDM デバッグ レジスタを介してレジスタからアクセスできます。バッファーのサイズは、C_DEBUG_PROFILE_SIZE パラメーター (サイズ 0 の場合、プロファイリングはディスエーブル) を使用して 4K ~ 128K の間に設定できます。

プロファイル バッファーは、ビンという部分に分けられます。各ビンは 36 ビット幅で、プログラムのアドレス範囲の命令またはサイクルをカウントできます。各ビンによりプロファイルされるアドレス範囲は、プロファイルされるプログラムの合計サイズによって変わります。ビン サイズは次の式を使用して計算されます。

B = log2((H - L + S * 4) / S * 4)

B はビン サイズを、H おひょび L はプロファイルされるプログラムのアドレス範囲の High アドレスと Low アドレスを、S はプロファイル バッファーのサイズを表しています。

プロファイリングがイネーブルでプログラムが開始されると、アドレス範囲のプロファイル統計が該当するビンに格納されます。ザイリンクス システム デバッガーは、必要に応じてこれらの結果を読み込むことができます。