MSS ファイルには、各プロセッサ インスタンスの OS ブロックが含まれます。OS ブロックには、OS 名 (OS_NAME パラメーター) および OS バージョン (OS_VER) への参照が含まれます。これらのパラメーターにはデフォルト値はありません。BSP ディレクトリには、OS の C ソース、ヘッダー ファイル、および makefile が含まれます。
各 OS の MLD ファイルは、OS の設定可能なオプションをすべて指定します。各 MLD ファイルには、対応する Tcl ファイルが関連付けられています。マイクロプロセッサ ライブラリ定義 (MLD) および マイクロプロセッサ ソフトウェア仕様 (MSS) を参照してください。
ユーザーが独自の OS を記述できます。それらの OS は、/bsp の下の特定のディレクトリに含める必要があります。
- OS の名前は OS_NAME 属性を使用して指定します。その名前が OS ディレクトリの名前にもなります。
- OS のソース ファイルおよび makefile は、/ ディレクトリの src サブディレクトリに配置します。
- makefile には、ターゲット /include および /libs が含まれている必要があります。
- 各 OS の /data サブディレクトリには、MLD ファイルおよび Tcl ファイルが含まれている必要があります。
既存の OS を参照して構造を理解してください。MLD および対応の Tcl ファイルの記述方法は マイクロプロセッサ ライブラリ定義 (MLD) の概要および『デバイス ドライバー プログラマ ガイド』を参照してください。このガイドは、Vitis ソフトウェア プラットフォームをインストールすると、<install_directory>\vitis\<version> \data\embeddedsw\doc に含まれます。