Program Flash はフラッシュ メモリをプログラムするのに使用される Vitis ソフトウェア プラットフォームです。プログラミングには、さまざまなフラッシュ タイプがサポートされます。
- Zynq 以外のデバイスの場合: Micron 社および Spansion 社などのさまざまなメーカーからのパラレル フラッシュ (BPI) およびシリアル フラッシュ (SPI)。
- Zynq デバイスの場合: QSPI、NAND、NOR。QSPI は、QSPI SINGLE、QSPI DUAL PARALLEL、および QSPI DUAL STACKED などのさまざまなコンフィギュレーションで使用できます。
- Versal デバイスの場合: QSPI、emmc、OSPI。QSPI は、QSPI SINGLE、QSPI DUAL PARALLEL、および QSPI DUAL STACKED などのさまざまなコンフィギュレーションで使用できます。
Program Flash Memory ページで使用可能なオプションは、次のとおりです。
- Project
- 使用するシステム プロジェクトを選択します。
- Connection
- ハードウェア サーバーへの接続を選択します。
- Device
- デバイスを選択します。[Auto Detect] にすると、チェーンの最初のデバイスが自動的に選択できます。
- Image File
- フラッシュ メモリに書き込むファイルを選択します。
-
Zynq デバイス:
- QSPI フラッシュ タイプでサポートされるファイル形式は、BIN または MCS。
- NOR および NAND タイプでサポートされるファイル形式は、BIN。
-
Zynq 以外のデバイス:
- Zynq 以外のデバイスのフラッシュ パーツでサポートされるタイプは、BIT、ELF、SREC、MCS、BIN。
-
Zynq デバイス:
- Offset
- ファイルがプログラムされる [Flash Base Address] に対するオフセットを指定します。注記: オフセットは、MCS ファイルには必要ありません。
- Init File
- [Output BIF file path] を指定します。
- Flash Type
- フラッシュ タイプを選択します。
-
Zynq デバイス:
- qspi_single
- qspi_dual_parallel
- qspi_dual_stacked
- nand_8
- nand_16
- nor
- emmc 注記: emmc フラッシュ タイプは、Zynq UltraScale+ MPSoC および Versal デバイスにのみ使用できます。
-
Zynq 以外のデバイス:
- フラッシュ タイプのドロップダウン リストは、接続で検出された FPGA に基づいて生成されます。このハードウェア サーバーへの接続が存在しない場合は、
"Could not retrieve Flash Part information. Please check hardware server connection"
のようなエラー メッセージが表示されます。検出したデバイスに基づいて、そのデバイスでサポートされるフラッシュ パーツがすべて表示されます。
- フラッシュ タイプのドロップダウン リストは、接続で検出された FPGA に基づいて生成されます。このハードウェア サーバーへの接続が存在しない場合は、
注記: デザインに最適なパーツを選択します。ザイリンクス ボードの場合、パーツ名は該当するボードのユーザー ガイドに記述されています。 -
Zynq デバイス:
- Convert ELF to Bootable SREC format and program
- イメージ ファイルとして提供された ELF ファイルは SREC 形式に変換されてプログラムされます。これは、Zynq 以外のデバイスでは典型的なユース ケースです。SREC ブートローダーを作成して、SREC 変換の ELF をフラッシュから読み出して、RAM にそれを読み込んで、ブートするのに使用します。
- Blank check after erase
- 削除操作が正しく実行されたかどうかを検証するために実行します。コンテンツを読み戻して、削除した領域がブランクかどうかチェックします。
- Verify after Flash
- フラッシュのプログラム操作をクロスチェックします。フラッシュの内容をリードバックし、プログラムされたデータをクロスチェックします。