Vitis ソフトウェア プラットフォームでは、FreeRTOS ベースのアプリケーションで生成されたトレース イベントの収集および解析がサポートされます。Zynq UltraScale+ MPSoC プロセッサでは、ソフトウェア アプリケーション ドリブンのトレース ソースである Software Trace Macrocell (STM) ブロックがサポートされ、SWIT (SoftWare Instrumentation Trace) が生成できるようになっています。FreeRTOS イベントを収集して解析する手順は、次のとおりです。
- をクリックします。New Application Project ウィザードが表示されます。
- [Project Name] にプロジェクト名を入力します。
- プロジェクトのディレクトリを指定します。[Use default location] チェック ボックスをオンにしたままにすると、[Location] フィールドに表示されるデフォルト ディレクトリを使用できます。デフォルト以外のディレクトリを使用する場合は、このチェック ボックスをオフにし、ディレクトリ名を入力または選択します。
- プラットフォームを選択するビューで Create a new platform from hardware (XSA) をクリックし、zcu102 design を選択します。Next をクリックします。
- CPU と OS を freertos10_xilinx にします。 注記: FreeRTOS バージョンは、今後のリリースでは変わる可能性があります。
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Next をクリックして [Templates] ページに進みます。
Vitis ソフトウェア プラットフォームではサンプル アプリケーションが提供されており、プロジェクトを作成する際に Templates ページで選択できます。[Description] に、選択したサンプル アプリケーションの簡単な説明が表示されます。プロジェクトにサンプル アプリケーションを使用すると、Vitis ソフトウェア プラットフォームで必要なソースおよびヘッダー ファイルおよびリンカー スクリプトが作成されます。
- 使用するテンプレートを選択します。空のプロジェクトを作成する場合は、Empty Application を選択します。プロジェクトの作成後に C ファイルを追加できます。
- [Application Project Settings] ページで Navigate to BSP 設定オプションをクリックします。 をクリックし、enable_stm_event_trace の値を TRUE に変更します。
- アプリケーションを右クリックし、 をクリックします。
- Debug Configurations ページで Single Application Debug をダブルクリックして、選択したプロジェクトの起動コンフィギュレーションを開始します。
- Debug をクリックします。実行中ステートのプロセッサを使用してデバッグが開始されます。
- 必要なターゲットでシステム デバッガーを使用してプロジェクトがデバッグされます。
- プロジェクトがボードにダウンロードされるのを待って、main() で停止します。
- Show View ページが表示されます。 をクリックします。
- [Show View] ページから Trace Session Manager を選択します。[Trace Session Manager] ビューにデバッグされるアプリケーションに関連した実行コンフィギュレーションが表示されます。
- [Trace Session Manager] ビューのツールバーの [Start] ボタンをクリックして、FreeRTOS トレース収集を開始します。
- [Debug] ビューに切り替えて、プロジェクトを再開します。
- プロジェクトを実行させます。
- [Trace Session Manager] ビューに戻って、トレース収集を停止します。収集されたトレース データはすべて適切なトレース ファイルにエクスポートされ、[Events] エディターと [FreeRTOS Analysis] ビューで開きます。