Versal ACAP 認証証明 - 2022.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発 (UG1400)

Document ID
UG1400
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

認証証明は、パーティションの認証に関連するすべての情報を含む構造です。この構造には、公開キーと、bootROM/PLM による検証が必要な署名が含まれます。各認証証明には認証ヘッダーがあります。このヘッダーは、キー サイズ、署名に使用するアルゴリズムなどの情報を提供します。ほかのデバイスとは異なり、認証証明は認証が有効になっているパーティションの先頭に追加されます。Bootgen でメタ ヘッダーに対して認証を実行するには、metaheader BIF 属性で明示的に指定します。使用方法の詳細は、BIF 属性の参照 を参照してください。

Versal ACAP では RSA-4096 認証および認証用の ECDSA アルゴリズムが使用されます。次の表に、Versal ACAP の認証証明のフォーマットを示します。

表 1. Versal ACAP 認証証明 – ECDSA p384
認証証明ビット 説明
0x00 認証ヘッダー。Versal ACAP 認証証明ヘッダー を参照してください。
0x04 Revoke ID
0x08 UDF (56 バイト)
0x40 PPK x (48 バイト)
y (48 バイト)
パッド 0x00 (932 バイト)
0x444 PPK SHA3 パッド (12 バイト)
0x450 SPK x (48 バイト)
y (48 バイト)
パッド 0x00 (932 バイト)
0x854 SPK SHA3 パッド (4 バイト)
0x858 アライメント (8 バイト)
0x860 SPK 署名 (r+s+パッド)(48+48+416))
0xA60 BH/IHT 署名 (r+s+パッド)(48+48+416))
0xC60 パーティション署名 (r+s+パッド)(48+48+416))
表 2. Versal ACAP 認証証明 – ECDSA p521
認証証明ビット 説明
0x00 認証ヘッダー。Versal ACAP 認証証明ヘッダー を参照してください。
0x04 Revoke ID
0x08 UDF (56 バイト)
0x40 PPK PPK x (66 バイト)
y (66 バイト)
パッド 0x00 (896 バイト)
0x444 PPK SHA3 パッド (12 バイト)
0x450 SPK SPK x (66 バイト)
y (66 バイト)
パッド 0x00 (896 バイト)
0x854 SPK SHA3 パッド (4 バイト)
0x858 アライメント (8 バイト)
0x860 SPK 署名 (r+s+パッド)(66+66+380))
0xA60 BH/IHT 署名 (r+s+パッド)(66+66+380))
0xC60 パーティション署名 (r+s+パッド)(66+66+380))
表 3. Versal ACAP 認証証明 – RSA
認証証明ビット 説明
0x00 認証ヘッダー。Versal ACAP 認証証明ヘッダー を参照してください。
0x04 Revoke ID
0x08 UDF (56 バイト)
0x40 PPK Mod (512 バイト)
Mod Ext (512 バイト)
Exponent (4 バイト)
0x444 PPK SHA3 パッド (12 バイト)
0x450 SPK Mod (512 バイト)
Mod Ext (512 バイト)
Exponent (4 バイト)
0x854 SPK SHA3 パッド (4 バイト)
0x858 アライメント (8 バイト)
0x860 SPK 署名
0xA60 BH/IHT 署名
0xC60 パーティション署名