XSCT クロス トリガー コンポーネント - 2022.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発 (UG1400)

Document ID
UG1400
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

XSCT ブレークポイント追加コマンド (bpadd) で異なるコンポーネント間のクロス トリガーがイネーブルになるようになりました。

たとえば、次のコマンドを使用すると、Zynq core 1 が core 0 が停止したときに停止するようにクロス トリガーを設定できます。

bpadd -ct-input 0 -ct-output 8

Zynq の場合、-ct-input 0 は、CTI CPU0 TrigIn0 (CPU0 に接続される CTI のトリガー入力 0) を示しており、これが DBGACK (コアが停止するとアサート) に接続されます。-ct-output 8CTI CPU1 TrigOut0 を示しており、CPU デバッグ リクエスト (このピンをアサートするとコアが停止) に接続されます。hw_server は使用可能なチャネルを使用して、これらのピン間のクロス トリガー パスを設定します。core 0 が停止すると、イベントが選択したチャネルを介して core 1 にブロードキャストされ、core 1 が停止します。

Zynq UltraScale+ MPSoC の場合に次のコマンドを使用すると、A53 core 0 が停止すると、A53 core 1 が停止します。

bpadd -ct-input 16 -ct-output 24