XSCT ブレークポイント追加コマンド (bpadd) で異なるコンポーネント間のクロス トリガーがイネーブルになるようになりました。
たとえば、次のコマンドを使用すると、Zynq core 1 が core 0 が停止したときに停止するようにクロス トリガーを設定できます。
bpadd -ct-input 0 -ct-output 8
Zynq の場合、-ct-input
0
は、CTI CPU0 TrigIn0 (CPU0 に接続される CTI のトリガー入力 0) を示しており、これが DBGACK (コアが停止するとアサート) に接続されます。-ct-output 8
は CTI CPU1 TrigOut0 を示しており、CPU デバッグ リクエスト (このピンをアサートするとコアが停止) に接続されます。hw_server
は使用可能なチャネルを使用して、これらのピン間のクロス トリガー パスを設定します。core 0
が停止すると、イベントが選択したチャネルを介して core 1
にブロードキャストされ、core 1
が停止します。
Zynq UltraScale+ MPSoC の場合に次のコマンドを使用すると、A53 core 0 が停止すると、A53 core 1 が停止します。
bpadd -ct-input 16 -ct-output 24