Zynq-7000 SoC の認証証明 - 2022.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発 (UG1400)

Document ID
UG1400
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

認証証明は、パーティションの認証に関連するすべての情報を含む構造です。この構造には、公開キーと、bootROM/FSBL による検証が必要なすべての署名が含まれます。各認証証明には認証ヘッダーがあります。このヘッダーは、キー サイズ、署名に使用するアルゴリズムなどの情報を提供します。認証証明は、認証が有効になっている実際のパーティションに追加されます。認証が有効になっているすべてのパーティションに対して、ヘッダー テーブルも認証する必要があります。ヘッダーテーブル認証証明は、ヘッダー テーブルのコンテンツの最後に追加されます。

Zynq®-7000 SoC は SHA-256 ハッシュ アルゴリズムによる RSA-2048 認証を使用するため、プライマリ キーおよびセカンダリ キーのサイズは 2048 ビットとなります。SHA-256 はセキュア ハッシュ アルゴリズムとして使用されるため、FSBL、パーティション、および認証証明は 512 ビット境界にパディングする必要があります。

次の表に、 Zynq®-7000 SoC の認証証明のフォーマットを示します。

表 1. Zynq-7000 SoC の認証証明
認証証明ビット 説明
0x00 認証ヘッダー = 0x0101000。Zynq-7000 SoC の認証証明ヘッダー を参照してください。
0x04 証明のサイズ
0x08 UDF (56 バイト)
0x40 PPK Mod (256 バイト)
0x140 Mod Ext (256 バイト)
0x240 Exponent
0x244 Pad (60 バイト)
0x280 SPK Mod (256 バイト)
0x380 Mod Ext (256 バイト)
0x480 Exponent (4 バイト)
0x484 Pad (60 バイト)
0x4C0 SPK 署名 = RSA-2048 (PSK、パディング || SHA-256 (SPK))
0x5C0 FSBL パーティション署名 = RSA-2048 (SSK、SHA256 (ブート ヘッダー || FSBL パーティション))
0x5C0 その他パーティション署名 = RSA-2048 (SSK、SHA-256 (パーティション || パディング || 認証ヘッダー || PPK || SPK || SPK 署名)