dow - 2022.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発 (UG1400)

Document ID
UG1400
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

ELF およびバイナリ ファイルをターゲットにダウンロードします。

構文

dow [options] <file>

<file> で指定した ELF ファイルをアクティブ ターゲットにダウンロードします。

dow -data <file> <addr>

<file> で指定したバイナリ ファイルを <addr> で指定したターゲット アドレスにダウンロードします。

オプション

オプション 説明
-clear 初期化されていないデータ (bss) をクリアします。
-skip-tcm-clear Versal TCM の一部である初期化されていないデータ セクションをクリアにします。これは、ELF がデバッガーを介して読み込まれる場合に、TCM バンクが正しく初期化されるようにするために必要です。ELF が PDI に含まれる場合は、PLM が ELF を読み込む前に TCM を初期化します。
-keepsym 以前にダウンロードした ELF をシンボル ファイルのリストに保持します。デフォルトでは、ELF のダウンロード時に古いシンボル ファイルはクリアされます。
-force アクセス保護を解除します。デフォルトでは、予約されているアドレス範囲および無効なアドレス範囲へのアクセスはブロックされます。
-bypass-cache-sync ELF のダウンロード時に CPU キャッシュをフラッシュ メモリに読み込んだり、無効にしたりしません。このオプションを指定しておかないと、デバッガーはキャッシュをフラッシュまたは無効化して、キャッシュが同期するようにします。
-relocate-section-map <addr> プログラム セクションのアドレス マップを <addr> に再配置します。このオプションは、デバッガーがコードのデバッグ シンボル情報を検出できるように、コードが自己再配置である場合に使用する必要があります。<addr> は相対的アドレスで、すべてのプログラム セクションすべてが再配置されます。
-vaddr ELF のダウンロード時に、ELF プログラム ヘッダーからの <vaddr> を使用します。このオプションは、ELF ファイルにのみ使用できます。

戻り値

なし。