Vitis ツールでは、GUI とコマンド ライン フローの両方でのエンベデッド アプリケーションのデバッグをサポートしています。このセクションでは、エミュレーターを使用してコマンド ラインからエンベデッド アプリケーションをデバッグする方法について説明します。
- Vitis settings.csh/settings.sh ファイルを読み出します。
- XSCT を起動し、エンベデッド アプリケーション プロジェクトを作成します。
- アプリケーション プロジェクトをビルドし、ELF ファイルが問題なく生成されていることを確認します。
- 新しいターミナルを開き、アプリケーション プロジェクトのデバッグ ディレクトリに移動します。
- 次のコマンドで QEMU/エミュレーションを開始します。
launch_emulator -device-family 7series -pid-file emulation.pid -t sw_emu -gdb-port 1137
注記:-
Zynq デバイスの場合、
-device-family
引数は7series
です。 -
Zynq
UltraScale デバイスの場合、
-device-family
引数はUltrascale
です。 -
Versal ACAP の場合、
-device-family
引数はversal
です。
-
Zynq デバイスの場合、
- 別のターミナルを開き、次のコマンドを実行して
xrt_server
を開始します。xrt_server -I100 -S -s tcp::4352
- XSCT を開き、次のコマンドを使用してエミュレーション ターゲットに接続してみます。
gdbremote connect localhost:1137
-
targets
コマンドを実行して、この特定の接続に存在するターゲットのリストを表示します。 - ELF ファイルをダウンロードし、さらにデバッグを続けます。