エミュレーターを使用したアプリケーション プロジェクトのデバッグ (コマンド ライン フロー) - 2022.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発 (UG1400)

Document ID
UG1400
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

Vitis ツールでは、GUI とコマンド ライン フローの両方でのエンベデッド アプリケーションのデバッグをサポートしています。このセクションでは、エミュレーターを使用してコマンド ラインからエンベデッド アプリケーションをデバッグする方法について説明します。

  1. Vitis settings.csh/settings.sh ファイルを読み出します。
  2. XSCT を起動し、エンベデッド アプリケーション プロジェクトを作成します。
  3. アプリケーション プロジェクトをビルドし、ELF ファイルが問題なく生成されていることを確認します。
  4. 新しいターミナルを開き、アプリケーション プロジェクトのデバッグ ディレクトリに移動します。
  5. 次のコマンドで QEMU/エミュレーションを開始します。
    launch_emulator -device-family 7series -pid-file emulation.pid -t sw_emu -gdb-port 1137
    注記:
    • Zynq デバイスの場合、-device-family 引数は 7series です。
    • Zynq UltraScale デバイスの場合、-device-family 引数は Ultrascale です。
    • Versal ACAP の場合、-device-family 引数は versal です。
  6. 別のターミナルを開き、次のコマンドを実行して xrt_server を開始します。
    xrt_server -I100 -S -s tcp::4352
  7. XSCT を開き、次のコマンドを使用してエミュレーション ターゲットに接続してみます。
    gdbremote connect localhost:1137
  8. targets コマンドを実行して、この特定の接続に存在するターゲットのリストを表示します。
  9. ELF ファイルをダウンロードし、さらにデバッグを続けます。