ソフトウェア リポジトリは、サードパーティのソフトウェア コンポーネントおよびドライバー、ライブラリ、オペレーティング システムのカスタム コピーをインストールできるディレクトリです。ソフトウェア リポジトリを追加すると、
Vitis™
ソフトウェア プラットフォームでリポジトリに含まれるすべてのコンポーネントが推論され、その環境で使用できるようになります。
Vitis ソフトウェア プラットフォームのワークスペースで、複数のソフトウェア リポジトリを指定できます。ソフトウェア リポジトリの適用範囲は、グローバル (すべてのワークスペースで使用可能) またはローカル (現在のワークスペースのみ) に設定できます。同一のコンポーネントが複数のリポジトリに含まれる場合、Vitis ソフトウェア プラットフォームのワークスペースに追加されたローカル ソフトウェア リポジトリのコンポーネントがグローバル ソフトウェア リポジトリのものより優先され、グローバル ソフトウェア リポジトリのコンポーネントは Vitis ソフトウェア プラットフォーム インストールにあるものより優先されます。
Vitis ソフトウェア プラットフォームのリポジトリでは、コンポーネントを特定の階層構造で配置する必要があります。リポジトリのソフトウェア コンポーネントは、次のいずれかのディレクトリに配置する必要があります。
- drivers: デバイス ドライバーを配置します。
- sw_services: ライブラリを配置します。
- bsp: ソフトウェア プラットフォームおよびボード サポート パッケージを配置します。
- sw_apps: ソフトウェア スタンドアロン アプリケーションを配置します。
- sw_apps_linux: Linux アプリケーションを配置します。
各ディレクトリには、個別のソフトウェア コンポーネントを含むサブディレクトリが必要です。次の図に、リポジトリ構造を示します。
図 1. リポジトリ構造