次に、プロセッサ定義ブロックでのみ指定可能なパラメーターをリストします。
XMDSTUB_PERIPHERAL
XMDStub の処理に使用するペリフェラルを指定します。このは MicroBlaze™ プロセッサでのみ有益です。フォーマットは次のとおりです。
parameter XMDSTUB_PERIPHERAL = instance_name
COMPILER
ドライバーおよびライブラリのコンパイルに使用するコンパイラを指定します。デフォルトでは、ドライバーが MicroBlaze プロセッサまたは PowerPC プロセッサ インスタンスのどちらに含まれているかによって、mb-gcc
または powerpc-eabi-gcc
が使用されます。ほかの互換性のあるコンパイラもオプションとして指定できます。その場合、次のフォーマットを使用します。
次の例は、ドライバーおよびライブラリのコンパイルに Diab コンパイラを使用するよう指定します。
ARCHIVER
オブジェクト ファイルをライブラリにアーカイブするのに使用するユーティリティを指定します。デフォルトでは、ドライバーが MicroBlaze プロセッサまたは PowerPC プロセッサ インスタンスのどちらに含まれているかによって、mb-ar
または powerpc-eabi-ar
が使用されます。ほかの互換性のあるアーカイバーもオプションとして指定できます。その場合、次のフォーマットを使用します。
parameter ARCHIVER = ar
parameter COMPILER = dcc
次の例は、ドライバーおよびライブラリのアーカイブに ar を使用するよう指定します。
COMPILER_FLAGS
ドライバーおよびライブラリのコンパイルに使用するコンパイラ フラグを指定します。このオプションを指定しない場合は、プラットフォームおよびプロセッサ特定のオプションが使用されます。標準のコンパイラおよびアーカイバーが使用される場合は、MSS ファイルでこのオプションを指定しないでください。
生成されたオプションをカスタム コンパイラ フラグで上書きする必要がある場合は、MSS ファイルで COMPILER_FLAGS オプションを指定できます。既に存在するコンパイラ フラグに追加する場合は、EXTRA_COMPILER_FLAGS オプションを使用することをお勧めします。
このオプションのフォーマットは次のとおりです。
parameter COMPILER_FLAGS = ““
EXTRA_COMPILER_FLAGS
自動的に生成されたコンパイラ フラグにカスタム コンパイラ フラグを追加する必要がある場合に、このオプションを使用できます。フォーマットは次のとおりです。
parameter EXTRA_COMPILER_FLAGS = -g
次の例は、生成されたコンパイラ フラグにデバッグ シンボルを追加して、ドライバーおよびライブラリをコンパイルします。
例: MSS ファイルのプロセッサ オプションを含む部分の抜粋
BEGIN PROCESSOR
parameter HW_INSTANCE = my_microblaze
parameter DRIVER_NAME = cpu
parameter DRIVER_VER = 1.00.a
parameter DEFAULT_INIT = xmdstub
parameter XMDSTUB_PERIPHERAL = my_jtag
parameter STDIN = my_uartlite_1
parameter STDOUT = my_uartlite_1
parameter COMPILER = mb-gcc
parameter ARCHIVER = mb-ar
parameter EXTRA_COMPILER_FLAGS = -g -O0
parameter OS = standalone
END