ホスト マシンと QEMU で実行される Linux 間のファイルの交換 - 2022.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発 (UG1400)

Document ID
UG1400
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語
XSCT tfile は、ファイルを転送するために Linux で実行される tcf-agent との通信に使用されます。ホスト マシンと QEMU の Linux 間でファイルを交換するには、次の手順に従います。
  1. Xilinx > Start/Stop Emulator をクリックして Vitis IDE から QEMU を起動します。QEMU が起動され、Linux がブートされます。Linux がブートを終了したら、tcf-agent がバックエンドで実行されます。tcf-agent は PetaLinux の Linux ルート ファイル システム コンフィギュレーションに含める必要があります。
  2. XSCT を起動して、次のコマンドでファイルを交換します。
    1. XSCT を使用して tcf-agent に接続します。
      connect -host 127.0.0.1 -port 1440
      注記: 1440 は QEMU で転送されるポートです。
    2. ホストからターゲットにファイルをコピーします。
      tfile copy -from-host <host_path> <target_path>
    3. ターゲットからホストにファイルをコピーします。
      tfile copy -to-host <target_path> <host_path>