ライブラリ - 2022.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発 (UG1400)

Document ID
UG1400
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

次の表に、mb_gcc および arm-none-eabi-gcc コンパイラのライブラリを示します。

表 1. コンパイラで使用されるライブラリ
[Library] 説明
libxil.a Vivado ツール用に開発されたドライバー、ソフトウェア サービス (XilMFS など)、初期化ファイルを含有。
libc.a strcmp、strlen などの関数を含む標準 C ライブラリ。
libgcc.a 浮動小数点および 64 ビット演算用のエミュレーション ルーチンを含む GCC の下位ライブラリ
libm.a cos および sine などの関数を含む数学ライブラリ。
libsupc++.a 例外処理、RTTI などのルーチンを含む C++ サポート ライブラリ
libstdc++.a C++ 標準プラットフォーム ライブラリ。ストリーム I/O、ファイル I/O、文字列処理などの標準言語クラスを含有

ライブラリはどちらのコンパイラでも自動的にリンクされます。標準ライブラリとは別のライブラリを使用する場合は、使用するライブラリの検索パスを指定する必要があります。libxil.a は、ドライバーおよびライブラリのルーチンを追加するため、変更されます。