動作の変更 - 2022.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発 (UG1400)

Document ID
UG1400
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

次の表に、移行の際に動作またはフローに影響するこのリリースと以前のリリースとの違いを示します。

表 1. 動作の変更のサマリ
エリア 動作
Vitis コンパイラ (v++) Versal プラットフォームの場合、v++ --link コマンドは XCLBIN ファイルではなく中間 XSA ファイルを生成します。最終的な XCLBIN ファイルは、v++ --package コマンドで定義されたパッケージ段階で生成されます。
Vitis エンベデッド プラットフォーム デフォルトの SD カード FAT32 パーティション マウント ポイントは、PetaLinux および一般的なイメージで /mnt から /run/media/mmcblk0p1 に変更されています。
Vitis HLS config_export -deadlock_detection コマンドは config_rtl にリロケートされました。このコマンドは、それ以外の点では同じです。
config_interface -m_axi_conservative_mode オプションのデフォルト値は、false から true に変更されました。オプションを false に設定すると、以前の動作が復元されます。
Vitis HLS FFT および FIR のインターフェイスに変更があり、ユーザー コードに影響を与える可能性があります。配列インタフェースが使用される場合、ストリーミング インタフェースが使用されるようになりました。
Vitis IDE 再起動レジスタ カウンターをすべて 1 に設定することで、カーネルの自動再起動をホスト コードからトリガーできるようになりました。以前は、制御レジスタのビット 7 を 1 に設定することにより、カーネルの自動再起動がトリガーされていました。
Hardware/package ディレクトリで生成されたイメージは自由に実行できるようになりました。enable_aie_debug プロパティの指定されたイメージは Hardware/package_aie_debug ディレクトリに移動されます。
ザイリンクス ランタイム XRT ネイティブ API にの必須規格が -std=c++14 から -std=c++17 に変更されました。
xbutil/xbmgnt --legacy オプションは削除されました。古いコマンドを新しいコマンドに移行する方法は、github.io の XRT 資料を参照してください。