新機能および変更点 - 2022.1 日本語

ザイリンクス ランタイム (XRT) リリース ノート (UG1451)

Document ID
UG1451
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

このバージョンのザイリンクス ランタイム (XRT) には、次の新機能があります。

XRT API
  • デバイスの数を調べる xrt::system API を追加。
  • メッセージを記録する xrt::message API を追加。
  • ザイリンクス ランタイム ネイティブ API ホストコードに -std=c++17 以上が必要。
  • 同期操作の非同期実行用に試験的 xrt::queue API を追加。
  • QDMA PCIe DMA エンジンを使用する廃止予定のストリーミング API を OpenCL から削除。
注記: XRT API の変更および試験的機能の詳細は、変更ログを参照してください。
XRT ユーティリティ
  • xbutil ユーティリティで AI エンジン FIFO カウンターを表示可能。これは、AI エンジンのデッドロック状況のデバッグに有益です。
  • xbutil --legacy オプションを削除。
  • xclbinutil --info ユーティリティでエンベデッド プラットフォームのクロック情報を提供。
  • Linux top に似た出力を表示する xbtop スタンドアロン ユーティリティ。従来の xbutil -top ユーティリティに置き換わります。
  • Alveo™ アクセラレータ カードでの QSPI フラッシュのプログラミングを可能にする xbflash のアーリー アクセスを追加。
エミュレーションおよびプロファイリング
  • xrt.ini プロファイリング フラグ device_counter および device_trace を追加。
  • xrt.iniフラグ profiletimeline_trace、および xrt_profile では、XDP プロファイリング機能は読み込まれず、廃止予定であることを示す警告は表示されません。
  • xrt.ini プロファイリング フラグ opencl_summarydata_transfer_trace、および opencl_device_counter は廃止予定であり、今後のリリースで削除されます。
エンベデッド
  • xbutil コマンドで SOM イメージを読み込み可能。
その他の変更点
  • 次の ctypes Python バインディングは廃止予定です。
    • xclbin_bindings.py
    • ert_bindings.py
    • xrt_bindings.py
    • utils_binding.py
    Python コードは、インポートされた pyxrt モジュールのみに対して記述する必要があります。このモジュールは、コンパイルされたバイナリと同じ方法でハードウェアおよびエミュレーションの両方をサポートします。