AXI FIFO - 2022.1 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2022-05-26
Version
2022.1 日本語

ザイリンクス AXI FIFO ブロックは、AXI 互換のブロック インターフェイスを使用して FIFO メモリ キューをインプリメントします。

ブロックのインターフェイス

書き込みチャネル
tready
現在のサイクルでスレーブが転送を受信できることを示します。
tvalid
マスターが有効な転送を駆動していることを示します。tvalid と tready の両方がアサートされると転送が実行されます。
tdata
プライマリ入力データ チャネル。
読み出しチャネル
tdata
データのプライマリ出力。
tready
現在のサイクルでスレーブが転送を受信できることを示します。
tvaild
スレーブが有効な転送を受信していることを示します。tvalid と tready の両方がアサートされると転送が実行されます。

ブロック パラメーター

Simulink® モデルでブロックのアイコンをダブルクリックすると、[Block Parameters] ダイアログ ボックスが開きます。

[Basic] タブ

[Basic] タブには、次のパラメーターがあります。

[Data Port Parameters]
[FIFO depth]
格納可能なワード数を指定します。16 ~ 128K の範囲で指定します。
[Actual FIFO depth]
実際の FIFO の深さを示すレポート フィールド。FIFO の実際の深さは、インプリメンテーションと、インプリメンテーションに影響する機能によって決まります。
Optional Ports
[TDATA]
インターフェイスを通過するデータを供給するために使用されるプライマリ ペイロード。データ ペイロードの幅はバイトの整数倍です。
[TDEST]
データ ストリームの配線情報を示します。
[TSTRB]
TDATA の関連するバイトの内容をデータ バイトとして処理するか、位置バイトとして処理するかを示すバイト修飾子。64 ビット データの場合は、ビット 0 がデータの最下位バイト、ビット 7 が最上位バイトに対応します。次に例を示します。
  • STROBE[0] = 1b: DATA[7:0] は有効
  • STROBE[7] = 0b: DATA[63:56] は無効
[TREADY]
現在のサイクルでスレーブが転送を受信できることを示します。
[TID]
データの異なるストリームを表すデータ ストリーム識別子。
[TUSER]
データ ストリームと共に送信可能なユーザー定義の側帯波情報。
[TKEEP]
TDATA の関連バイトの内容がデータ ストリームの一部として処理されるかどうかを示すバイト修飾子。TKEEP バイト修飾子がディアサートされた関連バイトは NULL バイトであり、データ ストリームから除去できます。64 ビット データの場合は、ビット 0 がデータの最下位バイト、ビット 7 が最上位バイトに対応します。次に例を示します。
  • KEEP[0] = 1b: DATA[7:0] はヌル バイト
  • KEEP [7] = 0b、DATA[63:56] はヌル バイトでない
[TLAST]
パケット境界を示します。
[arestn]
ブロックに arestn (グローバル リセット) ポートを追加します。
[Data Threshold Parameters]
[Provide FIFO occupancy DATA counts]
ブロックに data_count ポートを追加します。このポートは、FIFO に書き込まれたワード数を示します。FIFO をオーバーフローさせないようにするため、FIFO のワード数が少なくレポートされることはありません。ただし、書き込みクロックの立ち上がりエッジで書き込み操作が実行されるときの動作は例外で、その書き込み操作は、次の立ち上がりクロック エッジで WR_DATA_COUNT に反映されます。D = log2(FIFO の深さ)+1
[Implementation] タブ
FIFO オプション
[FIFO implementation type]
FIFO での FIFO のインプリメント方法を指定します。指定可能なオプションは、[Common Clock block RAM] および [Common Clock Distributed RAM] です。デザインが完了すると、XPM_FIFO_AXIS マクロが推論またはインプリメントされます。XPM_FIFO_AXIS ザイリンクス パラメーター指定マクロ (XPM) の詳細は、 『UltraScale アーキテクチャ ライブラリ ガイド』 (UG974) を参照してください。

このブロックで使用されるその他のパラメーターについては、[Block Parameters] ダイアログ ボックスの共通オプション を参照してください。