ブラック ボックス HDL は、 Vivado® シミュレータまたは Model Technology 社の Questa シミュレータへの Model Composer インターフェイスを使用して、 Simulink® で協調シミュレーションできます。
ザイリンクス シミュレータ
ブラック ボックスに関連付けられている HDL の協調シミュレーションにザイリンクス シミュレータを使用するには、ブラック ボックスの Simulation mode で Vivado Simulator を選択します。これでモデルをシミュレーションできるようになり、HDL 協調シミュレーションが自動的に実行されます。
Questa Simulator
Model Technology 社の Questa Simulator を使用するには、ザイリンクス HDL ブロックセットのツール ライブラリに表示される Questa ブロックを Simulink 図に追加する必要があります。
図 1. Questa ブロック
Questa Simulator を使用して協調シミュレーションする各ブラック ボックスのパラメーター設定ダイアログ ボックスを開き、追加したブラック ボックスの Questa セッションを使用するように設定します。次の 2 つの設定を変更します。
- [Simulation Mode] を [Inactive] から [External co-simulator] に変更します。
- [HDL co-simulator to use] に Questa ブロックの名前 (Questa など) を入力します。
図 2. ブラック ボックスのパラメーター
Questa ブロックのパラメーター設定ダイアログ ボックスには、Questa セッションのさまざまなオプションを設定するためのパラメーターがいくつかあります。詳細は、ブロックのヘルプ ページを参照してください。モデルはこれらのオプション設定でシミュレーションできるようになり、HDL 協調シミュレーションが自動的に実行されます。