Hub ブロックからのスループット係数の設定 - 2022.1 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2022-05-26
Version
2022.1 日本語

Model Composer Hub ブロックでは、スループット係数 (Throughput factor) を指定して、生成したコードまたはハードウェア デザインのスループットを制御できます。スループット係数には、毎クロックで処理される入力のサンプル要素数を指定します。デフォルトでは、[Throughput factor] は 1 に設定されます。この係数を指定するには、次に示すように Model Composer Hub ブロックの設定ダイアログボックスで HLS > Settings をクリックします。

図 1. Model Composer Hub - [Throughput Factor]

[Throughput Factor] は 1 ~ 16 に設定する必要があります。1 より大きな値を指定すると、トランザクションを処理する並列ロジックが作成され、デバイスからのリソース使用量が多くなり、HLS および Vivado 合成の実行時間が長くなります。

[Throughput factor] が 1 より大きいデザインのコードを生成する際には、さらに制限が増えることがあります。このような場合に制限が満たされていない場合は、その違反について説明するエラー メッセージが表示されます。