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AI エンジン/DSP/Stream IO
説明
このブロックは、AI エンジンをターゲットとするストリーム ベース IFFT をインプリメントします。最高のパフォーマンスを得るため、IFFT ブロックにはサブフレーム プロセッサごとに 2 つのストリーム ポートがあります。SSR パラメーターに指定する値は、2^N (N は正の整数値) にする必要があります。
パラメーター
- [Main]
- [Input data type]/[Output data type]:
- ストリーム IFFT の個々のデータ サンプル入力/出力のデータ型を指定します。サポートされるデータ型は、
cint16
、cint32
、および cfloat
です。
- [IFFT Size]:
- 変換のポイント サイズを符号なし整数で指定します。2^N (N は
4
~ 11
) にする必要があります。
- [Input Frame Size (Number of Samples)]:
- 特定のフレームのサンプル数を指定します。有効な値は
8
~ 1024
で、デフォルト値は 64
です。この数のサンプルが入力されるまで、IFFT 処理は開始しません。
- [Scale Output Down by 2^]:
- 出力の前に適用される 2 のべき乗のシフト ダウンを指定します。次の表に、異なるデータ型に対するこのパラメーターの有効な値の範囲を示します。
表 1. 有効なパラメーター
データ型 |
[Scale output down by 2^] |
cint16 |
[0, log2(IFFT Size) + 15] |
cint32 |
[0, log2(IFFT Size) + 31] |
cfloat |
0 |
- [SSR]:
- このパラメーターは、パフォーマンスを改善し、単一タイルの制限を超えて IFFT サイズをサポートするためのものです。SSR 値の n は、2^N (N は正の整数値) にする必要があります。IFFT 処理は並列に実行され、実際の IFFT サイズは n で除算されます。たとえば、SSR 値が 8 の 16384 ポイント IFFT では 8 個のストリーム入力が作成されるので、ポイント サイズがそれぞれ 2048 のサブフレーム IFFT が 8 個になります。指定する IFFT サイズおよび SSR 値は、(2 * IFFT size / SSR) が 16 ~ 4096 になるようにする必要があります。
- [Advanced]
- [Target Output Throughput (MSPS)]:
- IFFT 関数の出力サンプリング レートを MSPS (メガサンプル/秒) で指定します。有効な値は
1
~ 1000
で、デフォルト値は 200
です。
- [Specify the Number of Cascade Stages]:
- このオプションがオフの場合、指定の入力サンプリング レートを最適に達成する IFFT 設定がツールにより決定されます。このオプションをオンにすると、演算を分割する AI エンジン プロセッサの数を指定する Number of
cascade stages を指定できます。リソースよりもパフォーマンスを高くすることが優先されますが、指定の入力サンプリング レート制約を満たすことができない可能性があります。有効な値は
1
~ 9
です。