AI エンジンは、常に 1 GHz で動作し、1 サイクルごとに最大 2 ストリームを 32 ビットのデータ幅で書き込むことができます。PL にインプリメントされる IP は、500 MHz で動作し、より広いビット幅を消費します。AI エンジンと PL 間のスループットのバランスを取り、プロセスで総パフォーマンスに関してボトルネックが発生しないようにするには、2 つの間のレートを一致させる必要があります。Vitis Model Composer では、AIE Signal Spec ブロックの [Platform I/O] タブで PL の周波数を指定できます。
PLIO の周波数または幅を調整して、AI エンジンと PL のレートを一致させることができます。1 GHz で動作する AI エンジンにより各サイクルで 32 ビット チャネルが書き込まれる例を考えてみます。PL を AI エンジンのレートに一致させるには、1/2 の周波数で 2 倍のデータを消費するか、1/4 の周波数で 4 倍のデータを消費する必要があります。
AI エンジン | PL | ||
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周波数 | 1 サイクルごとのデータ | 周波数 | 1 サイクルごとのデータ |
1 GHz | 32 ビット | 500 MHz | 64 ビット |
256 MHz | 128 ビット |