PLIO の周波数の指定 - 2022.1 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2022-05-26
Version
2022.1 日本語

AI エンジンは、常に 1 GHz で動作し、1 サイクルごとに最大 2 ストリームを 32 ビットのデータ幅で書き込むことができます。PL にインプリメントされる IP は、500 MHz で動作し、より広いビット幅を消費します。AI エンジンと PL 間のスループットのバランスを取り、プロセスで総パフォーマンスに関してボトルネックが発生しないようにするには、2 つの間のレートを一致させる必要があります。Vitis Model Composer では、AIE Signal Spec ブロックの [Platform I/O] タブで PL の周波数を指定できます。

PLIO の周波数または幅を調整して、AI エンジンと PL のレートを一致させることができます。1 GHz で動作する AI エンジンにより各サイクルで 32 ビット チャネルが書き込まれる例を考えてみます。PL を AI エンジンのレートに一致させるには、1/2 の周波数で 2 倍のデータを消費するか、1/4 の周波数で 4 倍のデータを消費する必要があります。

AI エンジン PL
周波数 1 サイクルごとのデータ 周波数 1 サイクルごとのデータ
1 GHz 32 ビット 500 MHz 64 ビット
    256 MHz 128 ビット