実数および虚数入力から複素出力を計算します。
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Math Functions / Math Operations
説明
Real-Imag to Complex ブロックは、実数および虚数入力を複素数出力信号に変換します。入力信号には、ブール型以外のすべてのデータ型を使用できます。複素出力のデータ型はブロック入力と同じになります。入力には、実数信号のスカラー、1-D ベクター、または行列を使用できます。ブロック ダイアログ ボックスから定数の実数部と虚数部を指定できます。
データ型サポート
入力ポートに使用できるデータ型は、次のとおりです。
- ブール型以外のすべてのデータ型がサポートされます。[Input] を [Real and Imag] に設定した場合、両方の入力を同じデータ型にする必要があります。それ以外の場合、[Real part] または [Imag part] パラメーターはブロック入力と同じデータ型に変換されます。
- 入力またはブロック ダイアログ ボックスを使用して指定した実数部と虚数部は、実数にする必要があります。
- 入力には、スカラー、1-D ベクター、または行列を使用できます。
- 出力は常に複素数で、入力と同じデータ型になります。
- 次元
- 実数部と虚数部の次元が同じ場合、出力の次元は入力の次元と同じになります。
- このブロックでは、実数入力と虚数入力に異なる次元を使用できます (入力としてまたはブロック ダイアログ ボックスを使用して指定)。スカラー入力はスカラーでない入力の次元に拡張され、ブロックの次元はその次元と同じになります。入力が両方ともスカラーでない場合は、同じ次元にする必要があります。
パラメーター
- Input
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Input では、入力として出力信号の実数部、虚数部、またはその両方のいずれを指定するかを選択します。
- 設定
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Input パラメーターの設定は、次のとおりです。
表 1. [Input] パラメーター 設定 説明 Real and imag ブロックの Re および Im 入力を使用して出力信号の実数部および虚数部を指定します。 Real ブロックの Re 入力のみが使用されます。出力信号の実数部はブロックの Re 入力を使用して指定し、虚数部は [Imag part] パラメーターを使用して指定します。 Imag ブロックの Im 入力のみが使用されます。出力信号の虚数部はブロックの Im 入力を使用して指定し、実数部は [Real part] パラメーターを使用して指定します。
- Real part
- [Input] を [Imag] に設定した場合に出力信号の実数部を指定します。このパラメーターは、[Input] を [Imag] に設定した場合にのみ表示されます。
表 2. [Real part] パラメーター 選択肢 説明 0 [Real part] パラメーターの値は、実数値のスカラー、ベクター、または行列にする必要があります。 - Imag part
- [Input] を [Real] に設定した場合に出力信号の虚数部を指定します。このパラメーターは、[Input] を [Real] に設定した場合にのみ表示されます。
表 3. [Imag part] パラメーター 選択肢 説明 0 [Imag part] パラメーターの値は、実数値のスカラー、ベクター、または行列にする必要があります。