入力型を同じビット幅の互換性のある出力型にビット単位で再変換します。
ライブラリ
Signal Attributes
説明
Reinterpret ブロックには、値を別のデータ型に変換する機能があります。入力と出力のデータ型のビット幅を同じにする必要がある場合に、出力のデータ型を指定できます。
図 1. Reinterpret ブロック
上記の例の場合、入力は 8 ビットの符号付き固定小数点値 (x_sfix8_En2) で、そのうちの 2 ビットは小数部に使用されます (例: -4 = 1111 00.00)。Reinterpret ブロックは、入力のデータ型を符号なし固定小数点値 (x_ufix8) に変換し、入力のビット数 8 ビットを小数部なしで表すので、出力は 240 (1111 0000) になります。
データ型サポート
入力には、整数型、ブール型、固定小数点型、浮動小数点型を使用できます。入力には実数値または複素値の信号を使用できます。入力が実数の場合、出力は実数になります。入力が複素数の場合、出力は複素数になります。このブロックでは、スカラー、ベクター、または行列データがサポートされます。
サポートされている出力のデータ型は、次のとおりです。
入力のデータ型 | サポートされる出力のデータ型 |
---|---|
double | double、64 ビットの固定小数点型 |
single | single、int32、uint32、32 ビットの固定小数点型 |
int8 | int8、uint8、8 ビットの固定小数点型 |
uint8 | uint8、int8、8 ビットの固定小数点型 |
int16 | int16、uint16、half、16 ビットの固定小数点型 |
int16 | uint16、int16、half、16 ビットの固定小数点型 |
uint16 | int32、uint32、single、32 ビットの固定小数点型 |
int32 | int32、uint32、single、32 ビットの固定小数点型 |
uint32 | uint32、int32、single、32 ビットの固定小数点型 |
bool | bool、1 ビットの固定小数点型 |
fixed | 小数部の幅が異なる同じビット幅の固定小数点型、ビット幅が同じ場合はすべてのネイティブ データ型 |
half | half、int16、uint16、16 ビットの固定小数点型 |
パラメーター
Output data type
入力データを再変換する際の出力のデータ型を指定します。fixed を指定すると、さらに多くのパラメーターを設定できるようになります。
Output data type パラメーターの設定は、次のとおりです。
設定 | 説明 |
---|---|
double | 倍精度浮動小数点 |
single | 単精度浮動小数点 |
int8 | 8 ビットの符号付き整数 |
uint8 | 8 ビットの符号なし整数 |
int16 | 16 ビットの符号付き整数 |
uint16 | 16 ビットの符号なし整数 |
int32 | 32 ビットの符号付き整数 |
uint32 | 32 ビットの符号なし整数 |
boolean | ブール型 |
fixed | 固定小数点型 |
half | 半精度浮動小数点型 |
data type expression |
出力のデータ型を指定する文字列。詳細は、 『Vitis Model Composer ユーザー ガイド』 (UG1483) の「データ型式の使用」を参照してください。 |