Vector Constant ブロックは、ベクター定数値を生成します。
説明
[Super Sample Rate (SSR)]: 各サンプル周期における複数のデータ サンプルの処理を制御します。このブロックは、プライマリ ブロックの演算用に 1-D ベクター データのサポートをイネーブルにします。
Vector Constant ブロックは、定数 (固定小数点値、ブール値、または DSP48 命令) を生成します。このブロックは Simulink® Constant ブロックに類似していますが、HDL ブロックの入力を直接駆動するために使用できます。
ブロック パラメーター
Simulink モデルでブロックのアイコンをダブルクリックすると、[Block Parameters] ダイアログ ボックスが開きます。
- Basic タブ
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Basic タブには、次のパラメーターがあります。
- Constant Value
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定数の値を指定します。変更すると、ブロック アイコンに新しい値が表示されます。定数のデータ型が固定小数点に指定されており、指定された固定小数点型で正確に表現できない場合、値には必要に応じて丸めおよび飽和が実行されます。正の値は符号なし、負の値は符号付きの値としてインプリメントされます。
- Output Type
- 出力のデータ型を指定します。
- [Boolean]
- [Fixed-point]
- [Floating-point]
- Arithmetic Type
- [Output Type] に [Fixed-point] を指定すると設定可能になります。
- [Signed (2's comp)]
- [Unsigned]
- [DSP48 instruction]
- Fixed-point Precision
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- Number of bits
- 出力値の 2 進小数点のビット位置を指定します (ビット 0 が最下位ビット)。
- Binary point
- 固定小数点出力の 2 進小数点の位置を指定します。
- Floating-point Precision
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- Single
- 単精度 (32 ビット) を指定します。
- Double
- 倍精度 (64 ビット) を指定します。
- Custom
- [Exponent width] および [Fraction width] を有効にし、指数部の幅と仮数部の幅を指定できるようにします。
- Exponent width
- 指数部のビット幅を指定します。
- Fraction width
- 仮数部の幅を指定します。
- Sample Period
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- Sampled Constant
- サンプル周期を定数出力に関連付け、Constant ブロックで駆動されるブロックに継承させます。これは主に、ブロックは最終的にハードウェアをターゲットとし、Simulink のサンプル周期がハードウェアのクロック周期を確立するために使用されるので、有益です。
このブロックで使用されるその他のパラメーターについては、[Block Parameters] ダイアログ ボックスの共通オプション を参照してください。