Vector DDFS ブロックは、必要な周波数の実数および虚数ベクター出力信号を生成します。
説明
入力ポート I は、必要な出力周波数値をベクター型で提供するために使用されます。
入力ポート I の値は、次の値に等しくなる必要があります。
(必要な出力周波数 * サンプル レート *2^(周波数分解能))
VI 入力ポートと VO 出力は、デザイン内のほかのブロックとの同期させるために使用されます。VO は、ブロック レイテンシに基づく VI の遅延バージョンです。DITH 入力ポートを使用して、位相ノイズ ディザリング機能のオン/オフを切り替えることができます。複素指数出力を共役するには、CONJ 入力ポートを 1 に設定します。出力ポート O_RE および O_IM は、必要なベクター出力周波数信号の実数部と虚数部を生成します。
データ型サポート
- 入力ポート I のデータは、符号付きの固定小数点型である必要があります。
- 入力ポート VI、DITH、CONJ のデータはブール型で必要があります。
ブロック パラメーター
- Super Sample Rate (SSR)
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各サンプル周期における複数のデータ サンプルの処理を制御します。このブロックは、プライマリ ブロックの演算用に 1-D ベクターのサポートをイネーブルにします。
- Frequency Resolution (bits)
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ブロックで出力可能な周波数の最小増分を定義します。値は整数である必要があります。
- Sin/Cos Table Depth
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Sin/Cos Table (サイン/コサインの表) の深さを定義し、値は整数値である必要があります。
- Sin/Cos Table Width
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Sin/Cos Table (サイン/コサインの表) の幅を定義し、値は整数値である必要があります。