Vitis™ ソフトウェア プラットフォーム アナライザーは、アプリケーションのビルドおよび実行中に生成されるレポートを表示および解析できるユーティリティです。アプリケーションがビルドされる際の Vitis コンパイラと、アプリケーションが実行される際のザイリンクス ランタイム (XRT) ライブラリの両方で生成されるレポートを確認できます。Vitis アナライザーは、Vitis 統合設計環境 (IDE) からのレポートを表示するのに使用できます。
AI エンジン グラフのシミュレーション中、aiesimulator
により default.aierun_summary というシミュレーション結果のサマリが生成されます。これは、Vitis アナライザーで表示できます。このサマリには、複数のレポートと、AI エンジン アプリケーションのステートを表す図が含まれます。
Vitis Model Composer には、Vitis アナライザー ユーティリティが統合されています。このユーティリティは、Hub ブロックで Collect Data for Vitis Analyzer をオンにすると、AIE シミュレーションと共に起動できます。シミュレーションが完了すると、Model Composer に aiesimulator
の実行中に生成された system.wdb ファイルが読み込まれ、次の図に示すように、Vitis アナライザーの Application
Timeline ウィンドウに表示されます。
レポート ナビゲーターから、Summary、Profile、Graph、Array、Log など、その他のレポートも表示できます。
Vitis Model Composer で Vitis アナライザーを起動するには、MATLAB コマンド ウィンドウで次のコマンドを使用します。
xmcOpenVitisAnalyzer('file')
このコマンドに <file>
を指定しない場合、Model Composer で現在のターゲット ディレクトリにあるすべての default.aierun_summary および system.wdb ファイルが検索され、Vitis アナライザーが起動して結果がサマリ ページに表示されます。
Vitis アナライザーの詳細は、 Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料 を参照してください。