xmcImportFunctionSettings
コマンドでは、Model Composer のインポート関数のオプションを設定します。オプションは、名前と値を対にして指定します。現在のオプションは、次のとおりです。-
build
: Model Composer のビルド環境を指定します。有効な値は次のとおりです。-
release
: デフォルトのビルド モード。指定した出力を生成し、シミュレーションを実行できるようにします。 -
debug
: サードパーティのコンパイラに統合し、インポートした C/C++ 関数を標準的なデバッグ機能を使用してステップスルーして確認できるようにします。
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compiler
: デバッグに使用するサードパーティ コンパイラを指定します。有効な値は、次のとおりです。-
default
: GCC または MinGW コンパイラでコンパイルし、GDB デバッガーでデバッグします。GCC または MinGW、および GDB は、Model Composer の標準インストールに含まれます。
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blocks
: デバッグ プロセス中に確認するブロックを指定します。このオプションを指定しない場合は、現在のデザインにインポートされている関数ブロックすべてがデバッグに含まれます。次のコマンド形式を使用すると、任意の数のブロックを指定できます。
次のコマンド形式を使用すると、ブロックの選択を解除できます。xmcImportFunctionSettings('blocks', {'block1','block2', ...})
xmcImportFunctionSettings('blocks', {})
MATLAB のgcb
コマンドを使用すると、特定ブロックのブロック パスを取得できます。ブロックは、1 つのみ指定する場合でも、リストとして指定する必要があります。次に例を示します。xmcImportFunctionSettings('blocks', {'xmc_optical_flow/Lucas-Kanade'})
ヒント:
xmcImportFunctionSettings
で指定した設定は、Model Composer を終了するまで設定されたままになります。変更する場合は、xmcImportFunctionSettings
を使用します。注記: 以前のバージョンの Model Composer には、コンピューター ビジョン ライブラリがありましたが、2020.2 以降のリリースからは削除されています。これらの関数は、
xmcImportFunction
機能を使用してブロックとして Model Composer にインポートできます。これには、ライブラリ関数のラッパー ファイルを記述する必要があります。ラッパー ファイルを記述してブロックとして Model Composer デザインにインポートする方法の詳細は、GitHub から Model Composer HLS の例、Sobel エッジ検出、および色検出を参照してください。例: MATLAB のコマンド ウィンドウに「xmcOpenExample('color_detection')
」と入力します。最新版のビジョン ライブラリは、Github リポジトリから入手できます。