カーネルおよびグラフをソース ブロックとしてインポート - 2022.1 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2022-05-26
Version
2022.1 日本語

Vitis Model Composer では、カーネルとグラフをソース ブロック (入力ポートなしのユーザー定義関数) としてデザインにインポートできます。これらのソース ブロックはサンプル時間を継承しており、Simulink でサンプル時間の伝搬に使用可能な継承されていないサンプル時間を持つ別のブロックがモデルに少なくとも 1 つある場合にのみ機能します。これには、モデルにブロック (Constant ブロックなど) を追加し、有効なサンプル時間を指定する必要があります。または、Simulink ライブラリおよび AI Engine ライブラリからの Constant、RTP Source ブロックなどのソース ブロックと同様に、インポートされたソース ブロックにサンプル時間を明示的に指定することもできます。

AI Engine/User-Defined Functions ライブラリの AIE Kernel、AIE Class Kernel、および AIE Graph ブロックは、ソース ブロックとしてのコードのインポートをサポートしています。Vitis Model Composer に出力ポートのみを持つカーネルをインポートしようとすると、ツールによりソース ブロックとして認識され、次の図に示すように、Block Parameters ダイアログ ボックスの Function タブに Sample time パラメーターが追加されます。

注記: カーネル コードに少なくとも 1 つの入力ポートがある場合は、Sample time パラメーターは表示されません。
図 1. maker の [Block Parameters] ダイアログ ボックス

Sample time のデフォルト値は -1 で、が継承されることを示します。有効なサンプル時間値は、正、実数スカラー、または -1 です。