クロック ドメイン内のブロックのグループ化 - 2022.1 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2022-05-26
Version
2022.1 日本語

ブロックは、Model Composer でサブシステムとしてグループ化されます。1 つのクロック ドメイン内でブロックをグループ分けする場合は、System Generator トークンをクロック ドメインとしてマークするサブシステム内に配置する必要がある点が異なります。これを次の図に示します。

図 1. ソース クロック ドメイン

この図では、src_domain というクロック ドメインのサブシステムが作成されて、System Generator トークンが追加され、System Generator トークンの [Clocking] タブが選択されています。このタブでは、FPGA クロック周期が (1000/368) ns (368 MHz) に、Simulink システム周期が 1 に設定されており、1 Simulink 秒の前進が FPGA クロックの (1000/368) ns に該当することを意味します。

同様に、次の図に示すように、別のクロック ドメインを示す別のブロック グループが dest_domain というサブシステムに含まれます。

図 2. デスティネーション クロック ドメイン

このデザインでは、dest_domain サブシステムは 1000/245 ns (245 MHz) の FPGA クロック周期で実行されるように設定されます。Simulink システム周期は 368/245 に設定されます。これは、src_domain サブシステムの Simulink システム周期が 1 に設定されているためです。このため、より速い src_domain からのシステム周期で標準化します。