基本デバッグでは、クロス トリガーは DBG_STOP
および MB_Halted
の 2 つの信号でサポートされます。
-
DBG_STOP
入力を 1 にすると、MicroBlaze は数命令後に停止します。XSDB で MicroBlaze がしたことが検出され、停止した箇所が示されます。この信号は、ILA (Integrated Logic Analyzer) のトリガーなどの外部イベントで MicroBlaze プロセッサを停止させるために使用できます。 - ブレークポイントやウォッチポイントに到達した後、停止 XSDB コマンドの後、または
MB_Halted
入力がセットされたときなど、MicroBlaze プロセッサが停止すると、DBG_STOP
出力信号が 1 に設定されます。XSDB コマンドで MicroBlaze の実行が再開されると、出力はクリアされます。
重要:DBG_STOP
およびMB_Halted
ピンは非表示になっています。これらのピンを表示するには、MicroBlaze Configuration ウィザードの Welcome ページで Enable Discrete Ports をオンにする必要があります。
MB_Halted
信号は、ILA (Integrated Logic Analyzer) をトリガーするか、DBG_STOP
入力に接続してマルチプロセッサ システムのほかの MicroBlaze コアを停止するのに使用できます。次の図に、ディスクリート ポートおよび [Enable Discrete Ports] チェック ボックスを示します。
拡張デバッグでは、クロス トリガーは MDM と共に使用するとサポートされます。MDM には、接続されたすべてのプロセッサ間のプログラマブル クロス トリガーと、外部トリガー入力および出力が含まれます。詳細は、 『MicroBlaze Debug Module (MDM) LogiCORE IP 製品ガイド』 (PG115) を参照してください。
拡張デバッグをイネーブルにするには、次の図に示すように、MicroBlaze Configuration ウィザードの [Debug] ページで [MicroBlaze Debug Module Interface] を [EXTENDED] に設定します。
MicroBlaze では、8 個までのクロス トリガー操作を処理できます。クロス トリガー操作は、デバッグ バスを使用して接続された対応する MDM クロス トリガー出力により生成されます。
[Extended Debug] オプションは、次の図に示すように、MicroBlaze プロセッサのブロック オートメーションを実行する際にも設定できます。
MicroBlaze Debug Module (MDM) の [Re-customize IP] ダイアログ ボックスを開くには、MDM インスタンスをダブルクリックします (図 1 を参照)。次の図に示すように、[Re-customize IP] ダイアログ ボックスで Enable Cross Trigger をオンにします。
最大で 4 つの外部トリガー入力と外部トリガー出力を選択できます。オンにすると、次の図に示すように、ブロック デザインがアップデートされて MDM の詳細が表示されます。
次に、コネクション オートメーションを実行してクロス トリガー信号を ILA に接続します。
次の図に示すように [Run Connection Automation] ダイアログ ボックスで TRIG_IN_0/TRIG_OUT_0
両方の設定を Auto のままにすると、新しい ILA がインスタンシエートされ、MDM の TRIG_IN_0/TRIG_OUT_0
信号が System ILA の対応するピンに接続されます。
次の図に、結果のブロック デザインを示します。