デバイス ツール フローの概要 - 2022.1 日本語

MicroBlaze プロセッサ エンベデッド デザイン ユーザー ガイド (UG1579)

Document ID
UG1579
Release Date
2022-06-01
Version
2022.1 日本語

Vivado® ツールでは、プロセッサに基づいて、プログラム用のフローが提供されています。Vivado IDE では、接続をグラフィカルに表す IP インテグレーターを使用して、デバイスを指定し、ペリフェラルを選択し、ハードウェアを設定できます。

Vivado IP インテグレーターを使用すると、ザイリンクス プロセッサ用のデザインを開発するために必要なハードウェア プラットフォーム情報を含む XML フォーマットのアプリケーションと、その他のデータ ファイルを生成できます。ソフトウェア デザイン ツールでは、次の作業のために XML が使用されます。

  • ボード サポート パッケージ (BSP) ライブラリを作成および設定
  • コンパイラ オプションを推論
  • プロセッサ ロジック (PL) をプログラム
  • JTAG 設定を定義
  • ハードウェアに関する情報が必要なほかの操作を自動化

MicroBlaze™ エンベデッド プロセッサは、ザイリンクス フィールド プログラマブル ゲート アレイ (FPGA) のインプリメンテーション用に最適化された RISC (Reduced Instruction Set Computer) コアです。エンベデッド MicroBlaze プロセッサ デザインを作成するために IP インテグレーターなどのザイリンクス ツールの使用方法を理解するには、エンベデッド デザインでの MicroBlaze プロセッサの使用 を参照してください。プロセッサの詳細は、 『MicroBlaze プロセッサ リファレンス ガイド』 (UG984) を参照してください。

ザイリンクス プロセッサのソフトウェア アプリケーションを開発およびデバッグするためのデザイン ツールとして、ザイリンクスでは次のようなツールを提供しています。

  • ソフトウェア IDE
  • GUI ベースのコンパイラ ツールチェーン
  • デバッグ ツール

これらのツールを使用すると、OS を必要としないベアメタル アプリケーションと、オープンソース Linux ベースの OS 用アプリケーションの両方を開発できます。

ザイリンクスでは、ハードウェア デザインと、 Vitis™ ソフトウェア プラットフォーム (ザイリンクス ウェブサイトからダウンロード可能なスタンドアロン製品) までの統合フローを使用したソフトウェア開発との間をつなぐソリューションを提供しています。ツールの使用方法の詳細は、 Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料 を参照してください。