Add HBM ウィザードの使用 - 2022.1 日本語

Xilinx Power Estimator ユーザー ガイド (UG440)

Document ID
UG440
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語
Virtex UltraScale+ HBM デバイスの場合、Add HBM ウィザードを使用すると、XPE に HBM IP 情報を入力できます。Add HBM ウィザードには HBM シートからアクセスできます。[Add HBM] ボタンをクリックして Add HBM ウィザードを開始します。このウィザードを使用すると、HBM シートにコンフィギュレーション情報を簡単に入力できます。XPE HBM Configuration ウィザードを使用して HBM を生成するには、次の手順に従ってください。
  1. HBM シートで Add HBM ボタンをクリックし、XPE HBM Configuration ウィザードを開きます。
  2. XPE HBM Configuration ウィザードで HBM デザインを設定するフィールドに情報を入力します。


    [XPE HBM Configuration] ダイアログ ボックスには、次のフィールドがあります。

    [Data Rate]
    データ レートを Mb/s で入力します。このフィールドに使用可能な範囲は 100-1800 Mb/s です。
    [AXI Ports]
    デザインで使用される AXI チャネルの数を入力します。
    [Average Utilization]
    これはバスの平均アクティビティです。この値は、長い時間 vs ワースト ケース最大数の RMS (二乗平均平方根) になります。これは予期されるバスの効率ではありません。
    [AXI Burst Length]
    AXI バースト長は 32、64、128、または 256 に設定します。これは、AXI トラフィックの平均バースト長です。
    [Primary Use]
    HBM の主な使用タイプを選択します。
    [Read and Write]
    HBM で読み出しと書き込みを実行させる際に使用します。
    [Read]
    HBM のほとんどの時間が読み出しに費やされ、書き込みが少ない場合に使用します。
    [Write]
    HBM のほとんどの時間が書き込みに費やされ、読み出しが少ない場合に使用します。
    [AXI ID]
    Single または Multiple を選択します。[Multiple] の方がパフォーマンスは向上しますが、戻ってくるデータは順不同になります。
    [Traffic Type]
    トラフィック タイプは [Linear] または [Random] に設定します。これは、アドレス アクセス パターンを記述します。[Linear] の場合は帯域幅が大きくなり、[Randam] の場合はページ ミスが多くなるので、帯域幅が小さくなります。
    [Address Range per Pseudo Channel Group]
    グループごとにアドレス範囲を選択します。
    • OMOS 256 MB (1 マスター、1 スレーブ、256 MB にアクセス)
    • OMOS 256 MB (4 マスター、4 スレーブ、1 GB にアクセス)
    • OMOS 256 MB (16 マスター、16 スレーブ、4 GB にアクセス)
    • TMTS 256 MB (32 マスター、32 スレーブ、8 GB にアクセス)
  3. Create をクリックします。

    HBM シートのデータが、HBM ウィザードで入力したコンフィギュレーション情報が含めて生成されます。