Virtex UltraScale+ HBM デバイスの場合、Add HBM ウィザードを使用すると、XPE に HBM IP 情報を入力できます。Add HBM ウィザードには HBM シートからアクセスできます。[Add HBM] ボタンをクリックして Add HBM ウィザードを開始します。このウィザードを使用すると、HBM シートにコンフィギュレーション情報を簡単に入力できます。XPE HBM Configuration ウィザードを使用して HBM を生成するには、次の手順に従ってください。
- HBM シートで Add HBM ボタンをクリックし、XPE HBM Configuration ウィザードを開きます。
- XPE HBM Configuration ウィザードで HBM デザインを設定するフィールドに情報を入力します。
[XPE HBM Configuration] ダイアログ ボックスには、次のフィールドがあります。
- [Data Rate]
- データ レートを Mb/s で入力します。このフィールドに使用可能な範囲は 100-1800 Mb/s です。
- [AXI Ports]
- デザインで使用される AXI チャネルの数を入力します。
- [Average Utilization]
- これはバスの平均アクティビティです。この値は、長い時間 vs ワースト ケース最大数の RMS (二乗平均平方根) になります。これは予期されるバスの効率ではありません。
- [AXI Burst Length]
- AXI バースト長は 32、64、128、または 256 に設定します。これは、AXI トラフィックの平均バースト長です。
- [Primary Use]
- HBM の主な使用タイプを選択します。
- [Read and Write]
- HBM で読み出しと書き込みを実行させる際に使用します。
- [Read]
- HBM のほとんどの時間が読み出しに費やされ、書き込みが少ない場合に使用します。
- [Write]
- HBM のほとんどの時間が書き込みに費やされ、読み出しが少ない場合に使用します。
- [AXI ID]
- Single または Multiple を選択します。[Multiple] の方がパフォーマンスは向上しますが、戻ってくるデータは順不同になります。
- [Traffic Type]
- トラフィック タイプは [Linear] または [Random] に設定します。これは、アドレス アクセス パターンを記述します。[Linear] の場合は帯域幅が大きくなり、[Randam] の場合はページ ミスが多くなるので、帯域幅が小さくなります。
- [Address Range per Pseudo Channel Group]
- グループごとにアドレス範囲を選択します。
- OMOS 256 MB (1 マスター、1 スレーブ、256 MB にアクセス)
- OMOS 256 MB (4 マスター、4 スレーブ、1 GB にアクセス)
- OMOS 256 MB (16 マスター、16 スレーブ、4 GB にアクセス)
- TMTS 256 MB (32 マスター、32 スレーブ、8 GB にアクセス)
-
Create をクリックします。
HBM シートのデータが、HBM ウィザードで入力したコンフィギュレーション情報が含めて生成されます。