ほとんどの Zynq UltraScale+ RFSoC には RF データ コンバーター サブシステムが含まれており、このサブシステムには複数のラジオ周波数アナログ to デジタル コンバーター (RF-ADC) およびラジオ周波数 Digital-to-Analog コンバーター (RF-DAC) が含まれます。
高精度、高速、電力効率の高い RF-ADC および RF-DAC は、実数用に個別にコンフィギュレーションしたり、実数および虚数の I/Q データ用にペアでコンフィギュレーションしたりできます。12 ビット RF-ADC では、選択したデバイスによって最大 2 Gsps または 4 Gsps までのサンプル レートがサポートされます。14 ビット RF-DAC では最大 6.4 Gsps までのサンプル レートがサポートされます。
次の [RFADC-DAC Power] シートには、8 つの 2 Gsps RF-ADC および 8 つの 6.4 Gsps RF-DACZU28DR デバイスが表示されています。
図 1. [RFADC-DAC Power] シート
消費電力は、クロック周波数、間引き、補間、およびミキサー使用などの ADC-DAC の可能性のある有効なコンフィギュレーションの組み合わせを選択すると見積もることができます。
XPE の [Summary] シートには、ADC-DAC ブロックの電源レールは含まれません。[RFADC-DAC Power Rails] ボタンをクリックして、次の図に示すような [RFADC-DAC Power] シートの電源を確認します。
図 2. [Summary] シートの [RFADC-DAC Power Rails]