UltraScale+ XPE の場合、Vivado Design Suite から .xpe ファイルをインポートすると、[Summary] タブの [Implementation] の [Optimization] に次のような消費電力最適化のステータス情報が表示されます。
- [Imported-BramPwrOpt]
- インポートされたデータに対して
opt_design
のbram_power_opt
しか実行されなかったことを示します。 - [Imported-NoPwrOpt]
- インポートされたデータに対して Vivado で
power_opt
が実行されなかったことを示します (opt_design
でも実行されなかった)。これは、bram_power_opt
がインプリメンテーションの実行中に明示的にスキップされた場合に発生することがあります。 - [Imported-FullPwrOpt]
- インポートされたデータに対してインプリメンテーションのある段階で
power_opt_design
が実行されたことを示します。
次の図は、消費電力最適化のステータス情報を示しています。
図 1. UltraScale+ XPE - 消費電力見積もり (*.xpe) 結果のインポート
ヒント:
7 シリーズ およびそれ以前のデバイス ファミリでは、インポート後、使用リソースは最小数の行に分類されています。マップ レポートには、さまざまなブロックの使用数しか含まれていないため、XPE の各シートでデザインに応じたビット幅、データ レート、クロック、モード、イネーブル、およびその他のコンフィギュレーションを設定する必要があります。
ヒント: [I/O] シートと [block RAM] シートの設定は、各コンフィギュレーションに基づきます。I/O はバスごとにグループ化されており、同じコンフィギュレーションのすべてのブロック RAM は 1 行に表示されます。クロック ドメイン、モジュール、その他の機能ごとにグループ分けする場合は、行を追加してリソース数を調整する必要があります。