FPGA のようなプログラマブル デバイスの消費電力の見積もりは、デザインで使用されるロジック数やロジック コンフィギュレーションの影響を受けるため非常に複雑です。正確な見積りを作成するには、消費電力の見積りプロセスに、リソース使用率、クロックレート、トグルレートなどの正確な入力値が必要です。XPE で最小限の入力によって十分な精度で消費電力を見積もるには、次の情報が必要です。
- 使用するデバイス/パッケージ/グレードの組み合わせ
- デザインで使用するリソースの見積もり数 (フリップフロップ、LUT、I/O、ブロック RAM、DCM または MMCM、PLL など)
- デザインのクロック周波数
- デザインのデータ トグル レートの見積り
- 外部メモリ ベースのインターフェイスとトランシーバー ベースのインターフェイス、およびデザインでのそれらのデータ レート
- 想定される熱環境
一般的には、デザインに関する情報をできるだけ多く入力し、その他の部分はデフォルト設定を使用します。これによって、デバイスの供給電圧や熱設計の要件を決定できます。
ヒント: Excel の数式機能を利用して、ほかのセルとリンクさせます。たとえば、[Logic] シートの [Clock] セルに「=CLOCK!E10」と入力すると、このクロック ドメインで駆動されるリソースが表示されます。