手順 4: Vivado IDE の起動 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: デザイン フローの概要 (UG888)

Document ID
UG888
Release Date
2022-05-05
Version
2022.1 日本語

Vivado プロジェクトはディスク上に作成されていませんが、インメモリ デザインをツールで使用できるので、Tcl シェルから Vivado IDE を起動してそのデザインを開きます。

非プロジェクト モードでは、デザイン プロセスのさまざまな段階で Vivado IDE を使用できます。現在のネットリストおよび制約が IDE のメモリに読み込まれ、解析および変更が可能になります。ロジックおよび制約の変更はすべてメモリに保存され、ダウンストリーム ツールに渡されます。これは、ファイルの保存および再読み込みが必要な ISE ツールとは非常に異なります。

start_gui コマンドを使用して IDE を開きます。

Vivado% start_gui

Vivado IDE には、デザイン可視化機能や、さまざまな設定を検討する機能があります。Vivado IDE から、デザインに対してさらに解析を実行したり、制約を変更したりできます。

図 1. Vivado IDE の非プロジェクト モードの使用
ヒント: GUI を停止して Vivado Design Suite Tcl シェルに戻るには、stop_gui コマンドを使用します。Vivado IDE から File > Exit コマンドを使用すると、Vivado ツールが完全に終了します。

非プロジェクト モードではプロジェクトがないので Vivado IDE ではソース ファイルおよび run は管理されません。実質的には現在のインメモリ デザインが解析されます。Vivado の Flow Navigator やプロジェクトベースのコマンドも、非プロジェクト モードでは使用できません。