合成済みデザインを開くと、デザインの解析、タイミング制約の定義、I/O プランニング、フロアプラン、デバッグ コアの挿入を実行できます。これらの機能はほかのチュートリアルで説明されていますが、ここでも簡単に説明します。
- インプリメンテーションが実行している間に、Flow Navigator で Open
Synthesized Design をクリックし、デザインが読み込まれるのを待ちます。
Vivado IDE で合成済みデザインが開くと、インプリメンテーションがバックグラウンドで引き続き実行されます。合成済みデザインを確認している間にインプリメンテーションは完了し、[Implementation Completed] ダイアログ ボックスが開いて、次の段階を選択するオプションが表示されます。
- 何もせずに Cancel をクリックします。 注記: 合成済みデザインは開いたままです。合成済みデザインの機能を確認した後、インプリメント済みデザインを開きます。
- メイン ツールバーのレイアウト セレクターで [Default Layout] が選択されていることを確認します。
-
Vivado IDE 下部にある Reports タブをクリックします。
[Reports] ウィンドウが開いていない場合は、
をクリックします。 - synthesis_report をダブルクリックし、レポートを確認します。
- Utilization - Synth Design をダブルクリックし、レポートを確認します。
- レポートを確認し終えたら、[Close all reports] をクリックします。
-
Vivado IDE 下部にある Messages タブをクリックします。
[Messages] ウィンドウが開いていない場合は、
をクリックします。[Messages] ウィンドウのバナーにはフィルターがあり、エラー、クリティカル警告、警告、情報、ステータス メッセージの表示/非表示を切り替えることができます。
- Collapse All ボタン をクリックしてすべてのメッセージを非展開にします。
- 合成メッセージを展開します。
- 合成メッセージをスクロールして確認すると、ソース ファイル内の特定の行へのリンクがあります。そのリンクの 1 つをクリックすると、テキスト エディターにソース ファイルが開き、関連する行がハイライトされます。
- Flow Navigator で [Synthesized Design] → Report Timing Summary をクリックします。
[Report Timing Summary] ダイアログ ボックスが開きます。このダイアログ ボックスのさまざまなフィールドおよびオプションを確認します。
-
OK をクリックし、デフォルトのオプションで実行します。
[Timing Summary Results] ウィンドウが開きます。
- インプリメンテーション前のタイミング見積もりを示すタイミング サマリを確認します。[Timing Summary Results] ウィンドウの左側に表示されているレポートのカテゴリをいくつかクリックし、表示される情報を確認します。
- Flow Navigator で Report Power をクリックします。
[Report Power] ダイアログ ボックスが開きます。このダイアログ ボックスのさまざまなフィールドおよびオプションを確認します。
-
OK をクリックし、デフォルトのオプションで実行します。
[Power Results] ウィンドウが開きます。インプリメンテーション前の消費電力見積もりを示す [Power Results] ウィンドウを確認します。次の図に示すように、レポートの特定の部分にマウスを置くと、ツールヒントに詳細が表示されます。
- [Power Results] ウィンドウの左側に表示されているレポートのカテゴリをいくつかクリックし、表示される情報を確認します。
- [Timing Summary Results] ウィンドウ、[Power Results] ウィンドウを閉じます。開いているテキスト エディターのウィンドウがあれば、それも閉じます。