Vivado には、さまざまな視点からデザインおよびデバイスのデータを解析する機能が豊富に備わっています。消費電力、タイミング、リソース使用率、クロックなどを確認するための標準レポートを生成できます。Tcl API を使用すると、Vivado ツールでのカスタム レポート機能をさらに拡張できます。
- [Device] ウィンドウのタブをクリックして、前面に表示させます。
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report_timing_summary
コマンドを実行してタイミング データを解析します。 - [Report Timing Summary] ダイアログ ボックスで OK をクリックし、デフォルト オプションを受け入れます。
- [Timing Summary] ウィンドウの情報を確認します。このウィンドウの左側のペインでさまざまなカテゴリを選択し、表示されるデータを確認します。
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report_timing
コマンドを実行してタイミング解析を実行します。 - [Report Timing] ダイアログ ボックスで OK をクリックし、デフォルト オプションを受け入れます。
- [Timing Checks – Setup] ウィンドウで [bftClk] を非展開にします。
- [Setup] エリアの [wbClk] の下にリストされている最初のパスを選択します。
- [Path Properties] を最大化またはフロートさせ、パスの詳細を確認します。[Device] ウィンドウが選択され表示されていることを確認します。
- Restore ボタンまたは Dock ボタンをクリックして、[Path Properties] ウィンドウを元の位置に戻します。
- [Timing – Report Timing] ウィンドウで右クリックしてポップアップ メニューから Schematic をクリックし、選択したパスの [Schmatic] ウィンドウを開きます。 注記: F4 キーを押しても [Schmatic] ウィンドウを開くことができます。
- セル、ピン、ワイヤなどの回路図オブジェクトをダブルクリックして回路図の接続を拡大表示し、デザイン階層を上下に移動します。
- [Schmatic] ウィンドウを閉じます。または、[Device] タブをクリックして、[Device] ウィンドウを前面に表示します。
- [Device] ウィンドウで、デバイス配線の詳細を表示するための Routing
Resources ボタン がオンになっていることを確認します。パスをもう一度選択する必要があることもあります。
[Device] ウィンドウに選択したパスが表示され、その配線がハイライトされていることを確認します。
- [Device] ウィンドウのツールバー メニューで Auto-fit Selection ボタン をクリックすると、Vivado IDE で選択したオブジェクトが自動的に拡大表示されます。
- [Timing Results] ウィンドウからで追加のパスをいくつか選択します。
- [Device] ウィンドウで選択したパスの配線を確認します。
- [Reports] メイン メニューをクリックし、利用可能な解析機能を確認します。
- [Report Power]、[Report Clock Interaction]、[Report Clock Networks]、[Report Utilization] など、利用可能な解析コマンドの一部を実行します。
これらのデザイン解析機能の多くは、ほかの Vivado チュートリアルで説明されています。