シミュレーション フローの概要 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: デザイン フローの概要 (UG892)

Document ID
UG892
Release Date
2022-04-20
Version
2022.1 日本語

Vivado Design Suite でのシミュレーションに関する主な点をここで説明します。その多くは以下に、または 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: ロジック シミュレーション』 (UG900) に詳細に説明されています。

  1. 合成およびインプリメンテーションを実行する前に、ビヘイビアー シミュレーションを実行します。問題を早期に特定することにより、時間およびコストを削減できます。
  2. 可能な限りロジックを推論します。プリミティブをインスタンシエートすると、シミュレーションの実行時間がかなり長くなります。
  3. シミュレータの混合モード ライセンスがない場合を除き、[Target Language] は常に [Mixed] に設定します。
  4. シミュレーション パフォーマンスを向上させるために使用しているのでなければ、波形ビューアーをオフにします。
  5. Vivado シミュレータでは、xelab 中のデバッグをオフにしてパフォーマンスを向上します。
  6. Vivado シミュレータでは、マルチスレッドをオンにしてコンパイル時間を短縮します。
  7. サードパーティ シミュレータを使用する場合は、サポートされているバージョンを必ず使用します。詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: リリース ノート、インストール、およびライセンス』 (UG973) を参照してください。
  8. サードパーティ シミュレータを使用する場合は、インクリメンタル コンパイルをオンにします。
  9. 選択されているシミュレータにバッチ スクリプトを生成するには、ザイリンクス Tcl コマンド export_simulation を使用します。
  10. 個々の IP、BD、および階層モジュールに対してと、最上位デザインに対してシミュレーション スクリプトを生成します。
  11. 7 シリーズ デバイスをターゲットにする場合は、UNIFAST ライブラリを使用してシミュレーション パフォーマンスを向上します。
    注記: UNIFAST ライブラリは UltraScale デバイスではサポートされていません。