デザイン チェックポイントを使用すると、デザインの現在の状態のスナップショットを保存できます。現在のネットリスト、制約、およびインプリメンテーション結果が、デザイン チェックポイントに保存されます。デザイン チェックポイントを使用すると、次を実行できます。
- 必要に応じてデザインを復元
- デザイン解析を実行
- 制約を定義
- デザイン フローに従って処理
デザイン チェックポイントは、フローの異なる段階で書き出すことができます。重要なデザイン ステップの実行後は、デザイン解析および制約の定義のためにデザイン チェックポイントを書き出しておきます。デザイン チェックポイントを読み込むとデザインを復元できるので、問題をデバッグする際に便利です。デザイン チェックポイントは、デザインを現在のインプリメンテーション状態で完全に保存したものです。残りのデザイン フローを Tcl コマンドを使用して実行することはできますが、新規ソースをデザインに追加することはできません。
注記: Tcl コマンドの
write_checkpoint <file_name>.dcp
および read_checkpoint <file_name>.dcp
を使用してもデザイン チェックポイントを書き出しおよび読み込みを実行できます。Vivado IDE でチェックポイントを表示するには、Tcl コマンドの open_checkpoint <file_name>.dcp
を使用します。詳細は、
『Vivado Design Suite Tcl コマンド リファレンス ガイド』 (UG835) を参照してください。