ブロック図 (BD) には、ザイリンクス リポジトリからの IP、カスタム IP リポジトリからの IP、RTL への参照、ブロック デザイン コンテナー (ほかの BD への参照) のインスタンスを含めることができます。BD が検証されると、ある IP のカスタマイズが、接続されているほかの IP のカスタマイズに影響を与えることがあります。ある IP のパラメーターを、接続されているほかの IP に適用するプロセスは、パラメーター伝搬と呼ばれ、BD が検証されたときに発生します。BD をリビジョン管理するには、project.srcs 内の BD ディレクトリ全体をリビジョン管理システムで管理する必要があります。このディレクトリには、BD ファイル、IP ポスト パラメーター伝搬用の XCI ファイル、いくつかのメタデータ ファイルが含まれています。
ブロック デザイン コンテナーの場合、デザイン内の BD ソースごとに project.srcs ディレクトリの下に BD ディレクトリが存在します。親 BD にブロック デザイン コンテナーのインスタンスが複数存在する場合、ブロック デザイン コンテナーの各インスタンスは project.gen ディレクトリに生成されます。各ブロック デザイン コンテナーのインスタンスは、同じ BD から派生したものであっても、パラメーターの伝搬により一意になります。そのため、各ブロックのデザイン コンテナーのインスタンスは project.gen ディレクトリに存在しますが、派生元のソースは project.srcs ディレクトリに存在します。 project.srcs ディレクトリに存在する BD ディレクトリは、すべてリビジョン管理されている必要があります。
diffbd
(スペルチェック) ユーティリティの詳細を参照してください。