設計プロセスでは、通常ソース ファイルまたは制約の変更が必要です。これらのファイルの依存性は Vivado IDE で管理され、表示されているデザイン データが最新の状態でなくなるとそれが示されます。たとえば、ターゲット パーツやアクティブ制約セットなどの設定を変更すると、デザインが最新の状態ではなくなります。ソース ファイル、ネットリスト、またはインプリメンテーション結果がアップデートされると、開いた合成済みデザインまたはインプリメント済みデザインのデザイン ビュー バナーに「out-of-date」というメッセージが表示され、run が最新の状態ではないことが示されます (次の図を参照)。デザインのどの部分が最新の状態ではないのかを確認するには、more info リンクをクリックします。
図 1. デザインの再読み込みが必要であることを示すバナー
デザイン ビュー バナーから、最新の状態ではないデザインに対して次のいずれかの操作を実行します。
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More Info をクリックすると開く [Out-of-Date Due to] ウィンドウに表示される [Force up-to-date] リンクをクリックします。
アクティブな合成またはインプリメンテーション run の NEEDS_REFRESH プロパティがリセットされ、run が最新の状態であるとマークされます。このコマンドを Tcl で実行する場合は、次のようなコードになります。
set_property NEEDS_REFRESH false [get_runs synth_2]
注記: このコマンドは、デザインに少しだけ変更を加えたが、デザインを更新したくない場合に使用します。 - Reload をクリックして現在のデザインのメモリ内の表示を更新し、デザイン データへの変更を保存します。
- Close Design をクリックし、最新の状態ではないデザインを閉じます。