DRC ルールの選択 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: システム レベル デザイン入力 (UG895)

Document ID
UG895
Release Date
2022-05-11
Version
2022.1 日本語
  1. Flow Navigator で RTL AnalysisOpen Elaborated Design をクリックします。
  2. デザインがエラボレートされたら Flow Navigator の [RTL Analysis] の下の Report DRC をクリックします。または、Reports > Report DRC をクリックします。
    注記: または、Tcl コンソールに「report_drc -name <results_name>」と入力します。
  3. Report DRC ダイアログ ボックスで次のオプションを設定し、OK をクリックします。
    Results name
    DRC 結果の名前を指定します。ここで指定した名前が DRC ウィンドウのビューに表示されます。わかりやすい名前にしておくと、デバッグ中に DRC ウィンドウで特定の run を識別しやすくなります。
    Output file
    DRC 結果を保存する際のファイル名を入力できます (オプション)。デフォルト以外のパスを選択する場合は、参照ボタンを使用してください。
    Interactive Report File
    指定したファイル名で結果がザイリンクス RPX ファイルに書き込まれます。RPX ファイルはインタラクティブ レポートで、すべてのレポート情報が含まれ、open_report コマンドを使用して Vivado Design Suite のメモリに読み込み直すことができます。
    除外オブジェクト
    Apply waivers
    表示しない DRC を設定した除外設定を使用します。詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: デザイン解析およびクロージャ テクニック』 (UG906)このセクションを参照してください。
    注記: Display only waived violations を使用すると、除外設定した違反のみが Results ウィンドウに表示されます。
    Ignore all waivers
    作成した除外設定を無視します。
    Rule Decks
    デザインで実行するルール デックを指定します。ルール デックは、一部のデザイン ルール チェックをまとめたコレクションです。エラボレーション中には、デフォルトのルール デックしか使用できません。ルール デックは、合成やインプリメンテーションの後など、FPGA デザイン フローのさまざまな段階で使用できます。
    default
    ザイリンクスの推奨するチェックのデフォルト セットを実行します。
    opt_checks
    ロジック最適化に関するチェックを実行します。
    placer_checks
    配置に関するチェックを実行します。
    router_checks
    配線に関するチェックを実行します。
    bitstream_checks
    ビットストリーム生成に関するチェックを実行します。
    timing_checks
    タイミング制約に関するチェックを実行します。
    注記: timing_checks ルール デックはエラボレートされたデザインではサポートされません。
    incr_eco_checks
    インクリメンタル ECO (Engineering Change Order) デザインの変更が有効かどうかがチェックされます。
    eco_checks
    ECO (Engineering Change Order) デザインの変更が有効かどうかが確認されます。
    注記: エラボレート済みデザインには、デフォルトのルール デックしか使用できません。
    Rules
    ルール デックを指定したら、必要に応じて実行するルールを変更します。
    図 1. Report DRC ダイアログ ボックス