ザイリンクス IP カタログから IP を追加しカスタマイズするのではなく、XCI または XCIX ファイルを直接プロジェクトまたはデザインに追加できます。この方法は、次の点で、カタログの IP をカスタマイズするのとは異なります。
- XCI または XCIX ファイルは、IP カタログに含まれる同一または類似した IP の以前のバージョンまたはカスタマイズされたバージョンを使用できます。
- XCI または XCIX ファイルには、デザイン フローで IP がサポートされるようにするために必要なファイルまたは出力ファイルを含めることができます。含めることができるのは、インプリメンテーションまで IP をサポートするのに必要な、インスタンシエーション テンプレート、シミュレーション ファイル、ネットリスト、デザイン チェックポイント (DCP) などです。これらのファイルは、Vivado Design Suite で XCI または XCIX ファイルがデザインに追加されたときに追加されます。
- IP がカタログにある IP が古いバージョンである場合は、IP カタログから最新版のものにアップグレードすることが可能です。
- IP が以前のバージョンで、デザインで IP をサポートするのに必要な出力ファイルがある場合は、そのバージョンのままで使用できます。この場合、これ以上カスタマイズされないようにロックされます。
既存の XCI または XCIX ファイルを直接デザインまたはプロジェクトに追加するには、 デザイン ソースの追加 を参照してください。
をクリックします。詳細は、追加した IP コアは、[Sources] ウィンドウの [IP Sources] ビューに表示されるだけでなく、[Hierarchy]、[Libraries]、[Compile Order] ビューなどにもその他のソース ファイルと共に表示されます。[Sources] ウィンドウにはコアを構成するファイルが表示され、コア ファイルを選択すると [Source File Properties] ウィンドウにプロパティが表示されます。
XCI または XCIX ファイルに必要なサポート ファイル (まとめて出力ファイルという) が含まれている場合、これらのファイルはデザイン ソースをデザインに追加したときに追加されます。XCI または XCIX ファイルにこれらの関連ファイルが含まれていない場合は、そのデザインで IP をサポートするために必要な出力ファイル (インスタンシエーション テンプレート、XDC 制約ファイル、シミュレーション ソースなど) を生成する必要があります。詳細は、IP コアの出力ファイルの生成 を参照してください。
Vivado Design Suite を使用して生成した場合や別のパーツ用に設定されている場合は、IP がロックされた状態になることがあります。
をクリックすると、新しく追加した IP のステートを確認できます。古いバージョンの