CSV ファイルをインポートして、[I/O Planning] レイアウトの [I/O Ports] ウィンドウに表示できます。これらの I/O ポートを物理パッケージ ピンに割り当てて、デバイス ピンの設定を定義できます。
CSV ファイルから I/O ポートのリストをインポートするには、次の手順に従います。
- をクリックします。
- [Import I/O Ports] ダイアログ ボックスで CSV File をオンにし、参照ボタンをクリックしてインポートするファイルを選択します。
次の図に、CSV ファイル形式を示します。CSV は、FPGA やボード設計で、デバイス ピンおよびピン配置のデータを交換するために使用される標準ファイル形式です。Vivado IDE では、I/O ピン関連のデータをインポートするために、「CSV ファイル形式の I/O ポートリストの使用」で説明したように、特定の CSV ファイル形式が必要です。
CSV ファイルでは、差動ペアを複数の方法で定義できます。たとえば、Vivado IDE では DiffPair Signal および DiffPair Type プロパティを定義すると差動ペアが認識されます。また、CSV ファイルでペアの 1 つのポートのみを定義した場合、または 2 つのネットに適切な名前が使用されている場合、Vivado IDE では差動ペアが推論されます。詳細は、「CSV ファイルでの差動ペア」を参照してください。Vivado IDE で差動ペアが推論されると、次の図のように、ペアの割り当てを確認するメッセージが表示されます。
CSV ファイルには、Vivado IDE では認識されない追加情報を含めることもできます。インポートされた CSV ファイルに認識できない情報が含まれる場合、[Package Pins] ウィンドウのユーザー列に表示されます。ユーザー CSV フィールドの値を変更または定義するには、[Package Pins] ウィンドウで右クリックし、Set User Column Values をクリックします。