DRC ルールを選択して実行するには、次の手順に従います。
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注記: または、Flow Navigator の Report DRC をクリックするか、Tcl コンソールに「
report_drc -name <results_name>
」と入力します。
をクリックします。 - [Report DRC] ダイアログ ボックス (次の図) で次のオプションを選択し、OK クリックします。
- [Results name]
- DRC 結果の名前を指定します。ここで指定した名前が [DRC] ウィンドウのビューに表示されます。わかりやすい名前にしておくと、デバッグ中に [DRC] ウィンドウで特定の run を識別しやすくなります。デフォルトでは、入力した名前が出力ファイル名になります。
- [Output file]
- DRC 結果をファイルに保存する際のファイルの名前を入力できます (オプション)。デフォルト以外のパスを選択する場合は、参照ボタンを使用してください。
- [Rule decks]
- デザインで実行するルール デックを指定します。ルール デックは、一部のデザイン ルール チェックをまとめたコレクションです。1 つのデザイン ルール チェックが複数のルール デックに含まれていることがあります。たとえば、同じルールが opt_checks と placer_checks ルール デックの両方に含まれているなどです。Vivado ツールは、合成後やインプリメンテーション後など、FPGA デザイン フローの適切な段階でルール デックを実行します。
- [default]
- ザイリンクスの推奨するチェックのデフォルト セットを実行します。
- [opt_checks]
- ロジック最適化に関するチェックを実行します。
- [placer_checks]
- 配置に関するチェックを実行します。
- [router_checks]
- 配線に関するチェックを実行します。
- [bitstream_checks]
- ビットストリーム生成に関するチェックを実行します。
- [timing_checks]
- タイミング制約に関するチェックを実行します。
- [incr_eco_checks]
- インクリメンタル ECO (Engineering Change Order) デザインの変更が有効かどうかがチェックされます。
- [eco_checks]
- ネットリストを変更するエンジニアリング チェンジ オーダー (ECO) が完了した後に、接続および配置のチェックを実行します。たとえば、connect_net Tcl コマンドを使用してネットリストを変更した場合に、インプリメント済みデザインに対して実行します。
- [Rules]
- ルール デックを指定したら、必要に応じて実行するルールを変更します。
ヒント: 標準のデザイン ルール チェックのセットとは異なるセットを実行する場合は、「カスタムルール デックを定義する Tcl コマンド例」に説明されているように、
create_drc_ruledeck
および add_drc_checks
Tcl コマンドを使用してカスタム ルール デックを作成できます。カスタム ルール デックを作成すると、[Report DRC] ダイアログ ボックスの [Rule Decks] エリアに表示されるようになります。